エンタテ!区LEGENDS、JEGT第2戦は8位で総合7位に

JEGT第2戦

賞金総額500万円をかけた国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRANDPRIX 2022 Series」第2戦が開催されました。

競技タイトルは引き続き「グランツーリスモSPORT」、今回は大分県に実在する「オートポリス」が舞台となるレースに挑みます。

第1戦は5位(全10チーム)で終わった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)」。上位入賞するにはもう一歩上がっておきたいところ!

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

予選結果を引きずり8位に

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,鈴木彰馬,堤口直斗,岩田和歩
ラウンド2に出場するドライバーは鈴木彰馬、堤口直斗、岩田和歩の3名

第1レースのスターティンググリッドを決める、一発勝負の予選スーパーラップは鈴木彰馬(すずきしょうま)選手が出走。
序盤は好調な走りだしを決めたものの、最終コーナーで危うくショートカットペナルティとなるようなミスをしてしまい、結果は8番手に。

8位スタートとなった第1ヒートは堤口直斗(つつみぐちなおと)選手が出走。序盤こそ前走車に並びかける展開を見せるものの、抜ききることができずそのままレース終了。順位は変わらず第2ヒートに託すこととなりました。

最終走者は岩田和歩(いわたかずほ)が担当。ダート覇者の力がこの土壇場でどこまで通用するのか…?

堅実に走りぬいた岩田選手、ひとつ順位を上げて7位でフィニッシュ。しかしピットイン時のホワイトラインカット・ペナルティを取られてしまい、結果は8位に。

トータルタイムに3秒加算のペナルティ
総合ポイントランキングでは7位に転落

最終戦はオートサロンで!

1月14日(土)に控える第3戦は「東京オートサロン2023」のステージイベントとして開催されます!

前シリーズの最終戦と同様、リアルタイムでのドライバー交代が見ものです。オフライン大会ならではの臨場感をぜひお楽しみください。
JEGT公式:【大会情報公開】JEGT 2022シリーズ ROUND.3(東京オートサロン大会)

これ以上のランクダウンはトップリーグ降格の恐れもあるeM福岡の運命は…?

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,フォルクスワーゲン,ビートルGr.3,JEGT2022ラウンド3
新たにスポンサーロゴを追加して最終戦に挑みます

堤口直斗、GT国体2022栃木 本大会出場インタビュー

堤口直斗、国体本大会初出場

10月16日、国体文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」グランツーリスモ7部門の本大会が開催されました。国体に挑戦し続けて4年、福岡県(エリアG)代表として初めて本大会出場した堤口直斗選手にインタビューを実施しました。

堤口直斗,ファンゲームス
堤口直斗(つつみぐちなおと)23歳 グランツーリスモシリーズは2歳頃からプレイ

各地を転々、まさかの福岡県代表

■初の本大会出場ということで、心境や感想

堤口:代表が確定した時点で、これまでにない達成感と嬉しい気持ちしかなかった。

■国体は毎年参加している?

2019茨城:福島県代表決定戦出場
2020鹿児島:北海道・東北ブロック代表決定戦出場
2021三重:福岡県、オンライン予選落ち
2022栃木:福岡県代表、全国10位
※2019年~2020年は仕事のため住んでいた福島、実家のある北海道から参戦。2021年から福岡へ移住。

■北海道出身で福岡代表となったが、その心境は?

代表になるなら福島・北海道かと思っていたが、まさか福岡の代表になるとは思わなかった。クラブ内でも荒木君、龍君、航太朗君といった強いプレイヤーがいるので、福岡は選手の層が厚く、レベルが高くて難しいと思っていた。

■グランツーリスモ(以下、GT)は2歳くらいからプレイしているとのことだが、そのゲームが国体文化プログラムとして大会になっていることに感じることは?

趣味としてやっていたゲームが国体のような名のある大会になるとは思わなかった。GT5(2010年)の頃から徐々にレッドブル5GやGTアカデミー、ワールドシリーズといった大会も開かれるようになり、パブリックの目にも触れられるようになってきた。
GTはリアルのモータースポーツと直結するところがあって、昔実車でやっていた人や何も知らない子ども達にとっても入口として良い題材だと思う。

堤口直斗,全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,福岡県代表,本大会
本大会配信での選手紹介の様子
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,決勝レース,リザルト
福岡県、堤口選手は10位。いろいろと課題も見つかった様子

餃子の街でプレイヤー同士の貴重な交流

■栃木までの遠征ということで、向かいながら感じたことは?

堤口:富士山が見られなくて残念だった。浜松あたりまでは晴れていたが、徐々に曇ってきて観れなかった。

博多~東京が新幹線(一番速いのぞみ)で5時間。東京~宇都宮が新幹線で1時間。
新山口で社会科見学風の小学生達が手を振ってくれた。平日で電車移動をして子ども達に手を振ってもらって、人生謳歌していると感じた。大会というより旅してる感覚だった。

■現地着くまでにトラブルは無かった?

笹栗~宇都宮のチケットをもらっていたが、途中下車できる駅が限られていて、お土産を買う予定がずれてしまった。(途中下車で買うつもりが、新幹線乗り換えのときに買った)
当日はホテルチェックイン前に友人とのドライブ等も入れていて、ちょっと予定を詰めすぎたかもしれない。もともと朝4時に寝るといった夜型の生活をしていたので、生活習慣が治ったのはよかった。

■栃木はどんなところだった?

宇都宮駅のまわりは田んぼが広がっていてのどかだった。餃子のお店が多かった。(駅内に4~5件)
予選当日の夕飯に餃子屋へ行ったが、塩をつけて食べるという新しい発見をした。栃木行ったらレモン入り牛乳を飲んでください。

■全国から代表プレイヤーが集ったが、交流はできた?

そつなく皆とコミュニケーションをとれたと思う。愛知県の二人とはとくに喋った。自分の中では愛知や名古屋は通過する場所という印象で、交流できる機会が少ないので良い刺激になった。ホテルの大浴場で他のプレイヤーとばったり遭遇したりもした。

前日は主にレースについての話をしていた。どちらかというと、選手より見に来てくれた人や運営の手伝いをしていた人(ナミ太郎さん、イゴール・フラガさん)と話した。内容はだいたい大会についてや世間話。もうちょっといろんな人と喋ればよかったと思う。

宇都宮駅,栃木国体
栃木県、宇都宮駅でも国体PR
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,弁当
本大会出場選手に配られた品々

緊張が抜けてしまい実力発揮できず

■本大会出場が決まってからどのくらい練習した?

堤口:とりあえず1日1時間は走ろうと思ったが、後から聞いたらまわりは3倍くらい走っていた。単純に練習時間が足りてなかったと思う。

■予選で失敗したとのことだが、何を失敗した?

ミスとペナルティが重なってしまった。シケインの入り口でミスって0.3秒ほどロスして、立ち上がりでペナルティがついてしまい実質1秒くらい失った。これが無ければ4番手スタートくらいは取れたと思う。

予選は6人1グループとなり、一人ずつ出走する形式。後から走るグループの第1走者だったが、なんとなくミスれない雰囲気に呑まれてしまった。

■後方で何度も順位が入れ替わっていたが、どんなことが起こっていた?

どんどん仕掛けて前にいこうとしたが、スピンしてしまって最後尾になった。別の人がスピンしたところを抜いたり、他のプレイヤーとバトルをしていたが、またスピンしてしまった。オフライン大会に慣れていなかった人がスピンしていた印象。
タイヤ選択等の戦略は間違っていなかったが、ミスで台無しになり、先頭集団とバトルできる土俵にいなかったのが悔しい。

■オフライン大会は緊張した?

緊張しなさすぎて気持ちが入ってなかった。前向きな気持ち(勝ちへの意欲)が出てこず、(悪い)流れに身を任せすぎてしまった。頭では勝つと考えていても、気持ちがついてきていなかった。ほどよい緊張感はあった方がよかった。

■大会中で印象的だったことは?

佐々木拓眞君(U18の部で優勝)の涙が印象的。すごい気持ち入ってたなと。一般の部の参加者同士で「もう俺らレースしなくていいわ」という話になっていた。そこで気が抜けてしまったのかもしれない。

■今後の課題

何もかもと言いたいところですが、イゴール・フラガさんからアドバイスをもらって、全体的にアクセルを踏むのが早いということで、技術的なところから改善していきたい。メンタル面を鍛えるにはもっとオフライン大会の経験を積みたい。

全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,観客席
会場「日環アリーナ栃木」の様子、満席ではないものの大勢の観客の姿が
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,選手控え席
出番を控える選手達

国体出場を目指す人へ

■上達するために必要なことは?

堤口:気持ち。モチベーションは必要。モチベーションを維持するためにも、互いに高め合える仲間がいるのは重要だと思う。知り合いが自分より速いタイムを出していると、「あいつタイム上がってんじゃん」とやる気が出る。

■これからスポーツモードに挑戦する人へのアドバイス

まずは人にぶつけないようにですね。速さはあとから身につける。
現状のGT7のAIは人間とのレースには参考にならないので、ロビーのフリー走行の部屋とかで人とぶつからないように走ること。デイリーレースでレーティング変動しないレースもあるので、そこで練習するとか。

国体への再挑戦、ワールドシリーズ出場が目標

■大学入学を目指しているとのことだったが、そちらは順調?

堤口:いったんやめてる状態です。急ぐ必要も無いので、今はグランツーリスモを頑張る。生活もちょっとカツカツだから仕事もしないといけない。独学よりも人に教わって知見を広めたいので、大学は行きたい。
簿記の資格を取って、数字を扱う仕事はやってみたい。eM福岡の活動でも役立つ場面があるかもしれないので。とれる資格は何でも取りたい。

■今後の目標

まずは来年の国体の福岡県代表になりたい。今年の借りを返すというか。
淡い欲望としてはワールドシリーズに出たい。これはもっと長い目での目標。


単身、北海道から福岡県へ移住し、県代表として国体の舞台へ立った堤口直斗。まだ福岡に住んで2年目、JEGTグランプリのような企業チーム向け大会にも出場し「プロプレイヤー」と呼ばれることはあるものの、安定した生活とは言えない状況のようですが、まだまだ大会への意欲は尽きない様子でした。

これからも仲間たちやライバルと共に切磋琢磨し、ぜひ国体への再挑戦と世界の舞台に立つ夢を叶えてほしいと思います。

JEGTグランプリ2022開幕!エンタテ区LEGENDS、第1戦は5位

JEGT2022開幕

リアルとバーチャルの融合によって新たな魅力を引き出す、国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズがついに開幕!

使用タイトルはグランツーリスモの前作「グランツーリスモSPORT」。実車の世界でも活躍するレーシングチームや自動車関係企業チームと肩を並べ、賞金総額500万円の大会に挑みます。

当方も「eモータースポーツ福岡」として6月に独立してから本大会出場に向け多方面と調整を重ね、無事に出場権を得ることができました。
出場権に関してご協議いただいた運営元のNGM株式会社様、メディアパートナーのご提案をご快諾いただいたRKB毎日放送株式会社様、プロモーターとして数多ご協力いただいている株式会社delight様、クラブ独立時にいち早くご支援いただいたGMOペパボ株式会社様、活動拠点として場所を提供していただいているファンゲームス様、改めて御礼申し上げます。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

ラウンド1

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,古屋公暉,堤口直斗

今回出場するのは瀬田凛(せたりん)、古屋公暉(ふるやこうき)、堤口直斗(つつみぐちなおと)の3名。

3名ともグランツーリスモの世界大会こそ出場経験は無いものの、様々な大会・イベントで優勝を飾る腕前の持ち主です。

個人的な話になりますが、かつてニワカゲームス時代にライブ配信イベントや練習施設へ遊びに来てくれていた彼らに代表選手として走ってもらうのは、思い起こせば感慨深いものがあります。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,フォルクスワーゲン ビートルGr.3
今大会で唯一のチョイスとなったフォルクスワーゲンのビートルGr.3、一見レーシングカーらしからぬフォルムが注目されました

実車では存在しないレーシングカー仕様のザ・ビートル、実車レースのグループGT3に合わせて調整されたグランツーリスモのオリジナル車両です。癖が無く扱いやすい代わりに突出した部分の無い車両ですが、シリーズ全体を通して勝つために選択。

ちなみにゼッケン番号は、RKB毎日放送「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏の誕生日(1月27日)が由来です。プレゼントやお祝いメッセージ承ります。

スーパーラップ:瀬田凛

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安定した走りがウリの瀬田選手

レースのスターティング・グリッドを決めるスーパーラップ(1周だけのタイムアタック)を担当するのは、安定感を持ち味とする瀬田凛。

JEGTでは実車レースと同等の厳しい審判が入り、ショートカット等にはタイム抹消といった重大なペナルティが与えられることもあります。タイム抹消となると続くレースで最後尾スタートとなり、非常に不利な状態で戦うことに。

そこでペナルティ回避を最優先とし、安定して走り切ることを重視。ぎりぎりまで攻め込むことができないため速いタイムが出ないマイナス面もありますが、上記のとおりタイム抹消は何より避けなければいけません。
1周だけの走行のため、プレッシャーに打ち勝つ精神力も必要です。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
eM福岡(eMF_127)は5番手のタイムを記録
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,スーパーラップ結果
審議の結果、ノータイムとなってしまったチームも

ヒート1:古屋公暉

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,古屋公暉
JEGT認定をAからSにランクアップさせてきた古屋選手

ヒート1(第1レース)は古屋公暉が担当。この1年で着実に力をつけ、JEGTが行う認定試験でAランクからSランクに昇格。その資格をもつのは日本で22名という実力の持ち主です。

瀬田選手から受け取ったバトン、次のレースのためにもポジションアップして終わりたいところ!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
4周目、スピンした前走車を回避してポジションアップ
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
そのまま4位でフィニッシュ

ヒート2:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
こう見えて負けん気の強い男、堤口選手
ファンゲームス,堤口直斗,eM福岡
クラブの活動拠点であるファンゲームスからレースに参加(なぜか変顔)

普段はeM福岡のクラブキャプテンを務める堤口直斗。JEGT第1戦ではトリを務めるチームの総大将的なポジションです。
2021年初頭に北海道から福岡へ移住してきた彼ですが、今年は国体eスポーツGT部門で福岡県代表も勝ち取りました。

JEGTはポイント制で競われ、各ヒートの順位によってポイントが割り振られます。最も多くポイントを獲得したチームが総合優勝となり、今シリーズのチャンピオンとなります。
ヒート2はヒート1より獲得ポイントが多く、レースの周回数も多いため重要度がより高いものとなっています。まわりのチームも主将クラスが出走するため、必然的にハイレベルな戦いに!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
3周目、後続車にぴったりと張り付かれてプレッシャーのかかる状況
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
高速コーナー”130R”を並走で抜けたためコースアウト気味に…
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
続くシケインでオーバーテイクされてしまいます
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
そのまま5位でフィニッシュ

第1戦:総合5位

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,リザルト
eM福岡は12ポイントを獲得、ぎりぎり賞金獲得圏内に留まることができました

開幕戦は総合5位ということで、まずまずの結果で終わりました。上位とのポイント差は大きいですが、残り2戦で入賞の可能性は十分あります。

次回、JEGT第2戦は12月3日(土)に開催!
ファンゲームスにて観戦会も実施予定です。福岡にお住まいの皆様、お待ちしております。(詳細はeM福岡の各SNSにて発信)

おまけ

安増高志,堤口直斗,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏と堤口選手のツーショット
ファンゲームス,レース観戦会,eM福岡
レース当日はファンゲームスで観戦会も実施しました

龍翔太郎、グランツーリスモ世界大会に初出場!重なる苦難

龍翔太郎、ワールドシリーズ初出場

2022年7月末に開催されたグランツーリスモ7の世界大会「グランツーリスモワールドシリーズ2022 Showdown マニュファクチャラーズカップ」に龍翔太郎選手が出場しました。

会場はオーストリア・ザルツブルクの「レッドブル・ハンガー7」。龍選手、初の世界大会に挑戦!メーカー対抗戦であるマニュファクチャラーズカップにマツダ代表として出場し、結果は4位となりました。

大会参加にあたっての話を中心にインタビューを実施しました。

龍翔太郎
龍翔太郎(りゅうしょうたろう)21歳 グランツーリスモはPSP版で初めてプレイ

己の力を信じてきた5年間

■初のワールドシリーズに参加した心境や感想

龍:世界の壁は高い。表彰台を狙うには経験と実力が足りて無さそう。

■世界大会を意識し始めたのはいつごろ?

16歳の頃、GTS(グランツーリスモSPORT)で世界大会が開催されると知り、これはやってみるしかないと感じた。
長いことモータースポーツ好きだったので、当時はFIAが管轄していた選手権ということで、レギュレーションのある大会・レースといった世界を直に体感したいと思った。

■自分自身が世界大会に出れると思ったタイミング

GTS初期にはPS4(PlayStation 4)に対応するハンコン(ハンドルコントローラー)を持っておらず、パッド(通常のコントローラー)でプレイするしかなかったが、リージョン内でトップ10のタイムを出せていたので、自分に合ったハンコンや機材を整えれば十分狙えると感じた。PC向けのシミュレーター等でプレイしてハンコンの良さは知っていた。

受験に向けて、将来の目標として自動車の開発ドライバーを意識し始め、そのための勉強材料としてレースゲームが使えるかもしれないと思った。ドライビングの勉強もした。早く走ることを意識し始めたのはこの頃かもしれない。

eM福岡の練習場でグランツーリスモをプレイする龍翔太郎

寝る間もないザルツブルク大会

■大会出場が決まってからどのくらい練習した?

龍:大会の1週間前にレギュレーションが発表された。課題と期末テストも重なってあまり練習時間はとれなかったが、時間の限り練習した。

出発直前に海外の航空会社がストライキを起こしたため、フライトが延期になった。もともと大会の2日前入りが予定されていたが、当日の朝4半時にホテル到着。6時まで寝て、12時頃に会場入り。ほとんど寝る間もなく参戦する羽目に。
フライト15時間(ドイツ~ミュンヘン~ザルツブルク)、飛行機も遅延、バスも遅れでトータル20時間はかかった。

ストライキでフライトが1日遅れたが、本番環境を意識した練習をする時間がとれた。モニターの位置、グローブやシューズを使った練習等。

■時差および外国での大会ということで、プレイへの影響は?

時差ぼけや寝不足はレッドブルで吹き飛んだ。帰りの飛行機でも映画を観たりしていたが、帰ってから一気に疲れがきた。

レッドブル・ハンガー7
「レッドブル・ハンガー7」の名の通り、関連する乗り物やグッズに囲まれた空間

トラブルで急きょ作戦変更

■海外のチームメイトとは相談して戦略を立てた?

龍:チームメイトが決まってからDiscordでやりとりしていた。英語はできないので、翻訳アプリを活用した。

担当スティントの相談等、戦略面も話していた。一発の早さ、タイヤを持たせられるかどうか等、判断基準をいくつか設けて担当を決めた。最低周回数14を走って、それ以降のタイヤの減り具合やタイム等も比較した。
レース練習は安定感を高めることを重視、体に覚えさせて自然体で走れるように。レースペースの一貫性を保つ。タイヤ摩耗や燃料消耗の確認もしつつ。

予選のあと本番レースがそのまま始まり、もともと想定していたタイヤに交換できず、お互い担当するタイヤでないもので走ることになった。(予選のあとタイヤ変更して選手交代しなければいけなかったが、そのタイミングが分からなかった)
もともとはチームメイトにミディアムタイヤで第1スティントを攻めてもらい、自分がハードタイヤで繋ぐ役割だったが、急きょ役割を入れ替えた。

最終的にチームは4位で、結果としては悪くなかったかもしれない。
自分がミディアムを担当することになったが、想定通りの力を発揮できたとは思えていない。もともとミディアムは練習していない。バトルはうまくやれたが、そこは納得の結果とはいえない。

グランツーリスモ ワールドシリーズ Showdown 2022 チームマツダのシート
本来3人1組のチームだが、当日1名が病欠になるというトラブルも

マツダ車に乗り続けて掴んだ世界への切符

■レース中印象的だったこと

龍:ソフトタイヤで迫ってきたフラガ選手に先を譲り、そのあとハーフスピンを起こした他のクルマをオーバーテイクしたときは印象的。

■緊張した?

緊張したが、うまくやってやろうという気合が勝った。
緊張してないときは集中できてない気がする。逆に緊張していてよかった。

■ワールドシリーズに参加して楽しかったこと

マツダの代表として世界に出られたのが嬉しかった。自分はあまり器用な方ではないので、同じメーカーのクルマに乗り続けた方が自分の強みを活かせると思う。

グランツーリスモ ワールドシリーズ Showdown 2022 チームマツダ代表、龍翔太郎 GT公式YouTube配信

勝ち負けより楽しむこと

■上達するために必要なことは?

龍:努力+どうやったら速く走らせることができて、レースで勝てるのか、速い人はなぜ速いのかを研究すること。継続すること。明確な答えはないが、自分なりの答えが見つかるときがくると思うので、それを追及してほしい。

■これからスポーツモードに挑戦する人へのアドバイス

とにかくレースを楽しんでほしい。まずは楽しむことが大事だと思う。勝ち負けより、レース自体を楽しめたかどうか。

ザルツブルクの街並み

クルマ文化の良さが広まってほしい

■グランツーリスモシリーズやeモータースポーツ業界に求めること

龍:モータースポーツをもっと広めてほしい。クルマ好きが増えてほしい。今は内に寄りすぎている気がするので、クルマの文化や良さをもっと広めてほしい。

■今後シーンはどのようになっていくと思うか

リアルのモータースポーツに進出するGTプレイヤーは増えそう。最近はゲームのクオリティも上がっているので、(実車で活動するにしても)速く走る練習にはなりそう。
ゲームだけでやってきた人でも、実車に乗る恐怖心やゲームとの違いを克服できればチャンスはあると思う。

GTで得た体験を将来へ活かす

■夢の現状

龍:最近は自動車のデジタルモデリングも行っていて、デジタルモデラーとしての道も見えてきている。自動車開発ドライバーも目指しているが、今はいろいろなことに挑戦して引き出しを増やしつつ、可能性を広げている。GTで培った技術や知識もどこかで活かせるはず。

■今後の目標

GTの大会や就活でスケジュール的に大変なところもあるが、いまやっていることに全力で取り組む。


常に目標を見据えて己を磨き、ついに世界の舞台へ立つことが叶った龍翔太郎。自動車業界で仕事をしたいという目標にも、着実に迫っている様子。

今大会ではトラブルの連続で実力を出し切れてないのは間違いないので、ぜひ再挑戦してほしいものです。学業や公式戦以外の大会もあってキャパオーバー気味と語っていましたが、いつか再び世界大会で戦う姿が見れるのを楽しみにしています。

RKBとパートナーシップ締結、「エンタテ!区 LEGENDS」誕生

RKB毎日放送ロゴ eモータースポーツ福岡ロゴ eM福岡ロゴ

RKB毎日放送とメディアパートナーシップ締結

eモータースポーツ福岡(以下、eM福岡)は、福岡の放送局であるRKB毎日放送株式会社(以下、RKB)とメディアパートナーシップを締結しました。

2019年のeM福岡結成時(当時名称:ニワカゲームス)から、AIやロボティクス、eスポーツを扱うバラエティ番組「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」(毎週水曜24時55分放送)において、福岡で活動するeスポーツ団体として度々番組内で取り上げていただきました。

当クラブは特にeモータースポーツの発展とエンターテインメントおよび文化としての普及・浸透を目指し、テレビというマスメディアの力をお借りして、より多くの方にその魅力をお伝えすべく、メディアパートナーシップとして協働する運びとなりました。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

この度のメディアパートナーシップにより、当クラブのレーシングチームは番組コラボレーションとして「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(読み:イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)と名付けました。

命名のきっかけは「エンタテック・レジェンズ」という語呂の良さから始まりましたが、6月から新体制で再始動したeM福岡のクラブ史において、さらに大きな転機としてまさに伝説(Legend)となりうるであろう事件です。
新監督の荒木祐樹が率いる当チーム、7名のドライバーをはじめとする代表選手達もきっと伝説となります。

9月11日(日)から開幕される国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズに参戦!白熱のレースと選手達の活躍にご期待ください。


RKBオンラインでのお知らせ記事はこちら

RKB毎日放送株式会社のプレスリリースはこちら

堤口直斗、GT国体2022栃木 福岡県代表に選抜!

福岡県代表決定

福岡国際会議場 堤口直斗
福岡国際会議場で行われた選抜戦

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」一般の部 代表選抜戦において、堤口直斗が福岡県代表となりました!

2020年・2021年は当クラブからの本大会出場者がいなかったため、3年ぶりの進出です。

奇策奏功

オンライン予選を突破した6名の出場者から、1名だけが代表選出される選抜戦。一般の部はお互いよく知る者同士が集まっており、当クラブからも4名が出場しました。

予選タイムアタックでは古川拓己がポールポジションを獲得、2番手に堤口直斗。今年初めて世界大会に出場した龍翔太郎は、機材トラブルもあって最後尾スタート。

開幕早々に2ポジションアップした龍、1周目の終わりには1位に浮上した堤口にも迫ります。両者のバトルが続く2周目、ここで堤口が早くもピットインしてタイヤ交換。4周程度しかもたないと言われていたミディアムタイヤで残り8周走り切る、かなり思い切った戦略です。

ミディアムタイヤでスタートしていた龍も5周目にピットイン、ハードタイヤに交換します。ピットアウトで堤口と鉢合わせの形になったものの、まだまだタイヤで有利な堤口がしばらくリード。しかし周を追うごとにタイヤも摩耗しスピードダウン、ファイナルラップには真後ろに龍の姿が。
危うい状態のタイヤでうまくマシンコントロールし、堤口直斗が辛くも勝利!本大会への切符を手にしました。

福岡県代表選抜戦Twitchでの配信はこちら

決勝は「日環アリーナ栃木」

本大会は10月16日(日)、「日環アリーナ栃木」にて実施されます。各エリアから12名の代表者が集う決勝戦、3年ぶりのオフライン大会ということで白熱すること間違いなしです。

福岡県を日本一に!堤口選手を応援よろしくお願いいたします。

堤口直斗
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」本大会の様子

GT国体公式サイト

JEGTグランプリ2022シリーズ参戦&チームドライバー決定!

eモータースポーツ福岡 レーシングチーム

JEGT2022参戦!

ニワカゲームスのレーシングチームとして活動してきた「ニワカレーシング」ですが、「eM福岡」として体制変更したうえで「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズにも引き続き参戦できることになりました!(紆余曲折ありましたが、それはまた別の機会に)

JEGTドラフト会議も終え、今期のドライバーが決定しました。全7名!ご紹介いたします。

新監督:荒木祐樹

名前

荒木祐樹(あらきゆうき)
福岡県在住
JEGT認定ドライバー:Sランク

2019年茨城国体(全国都道府県対抗eスポーツ選手権)では福岡県1位で本大会出場。2021年のグランツーリスモ世界大会第3戦では3位に入賞した実力の持ち主。またプレイヤー間ではニュルブルクリンク北コースといえばこの人という代名詞になっている。

JEGTグランプリの前シリーズではスポットドライバーとして助っ人扱いだったが、今シリーズから監督兼ドライバーとして本格参戦。特に今シリーズの新規加入ドライバー達は彼の人脈・人選がフル活用されており、「チーム荒木」と言っても過言ではないラインナップとなっている。

監督就任ということで、初めてJEGTの認定試験を受けてSランクを獲得。常にクールな佇まいだが、今期に懸ける想いは熱い。

ムードメーカー:堤口直斗

名前

堤口直斗(つつみぐちなおと)
北海道出身、福岡県在住
JEGT認定ドライバー:Aランク

前シリーズから引き続き参戦。今年度からeM福岡のクラブキャプテンを務め、クラブの練習会では子ども達の指導をすることも多い。

公式戦では目立った実績こそ無いものの、実力は確か。大会やイベントには精力的に参加し続けているので、レース強さを身につけることができれば結果は自ずとついてくるはず。

大学入試の数学模試では偏差値70という頭脳を持つが、カメラの存在を認識すると変顔・決めポーズを欠かさないひょうきんな一面も併せ持つ。チームのムードメーカーとして精神的支柱となるだろう。

Mr.ストイック:古屋公暉

名前

古屋公暉(ふるやこうき)
岐阜県在住
JEGT認定ドライバー:Sランク

前シリーズから引き続き参戦。堤口選手とはグランツーリスモのオンラインコミュニティ「チーム★くさーら」の一員として付き合いも長く、イベント共演時には完全な同タイムをたたき出すという阿吽の呼吸を見せつけた。堤口選手と同様、カメラには変顔・決めポーズを見せるサービス精神の持ち主。

異様なまでに己に厳しい性格で、レース前後にネガティブ発言をすることから同僚の顰蹙(ひんしゅく)を買うこともしばしば。しかし今年度はJEGT認定試験を再受験し、Sランクに昇格。マイナス思考も己への鞭として、間違いなくパワーアップしてきている。

ユウキ軍参謀:鈴木彰馬

名前

鈴木彰馬(すずきしょうま)
千葉県在住
JEGT認定ドライバー:Aランク

2020年鹿児島国体では千葉県1位。おそらくポスト荒木の象徴的人選となるであろうGTプレイヤー。荒木選手とはFPS系ゲーム等でも共にプレイを重ねる仲で、チーム内で唯一、彼に暴言を吐ける意見できる貴重な存在。どのような絡みが見られるか楽しみである。

モータースポーツの造詣も深く、グランツーリスモの人気ユーザーイベント「親父杯」で運営の一員を務める等、精力的に活動している。

世界チャンピオン:國分諒汰

名前

國分諒汰(こくぶんりょうた)
福島県在住

GTプレイヤーの間では説明不要であろう大人物。2019年の世界大会で、ネイションズカップにおける日本人初優勝を飾る等、数多の華々しい経歴を持つ。しかし当人は自身を速いと思っていないとか。恐ろしい話である。

オフライン大会としては2年ぶりの公式戦、オーストリア・ザルツブルクで開催された世界大会「ワールドシリーズ Showdown」にも出場。ネイションズカップ、マニュファクチャラーズカップとも3位という好成績を残した。

あまり表舞台に立つことを好まず、気を許す相手も少ない様子だが、荒木選手とは無二の親友と呼べる仲。二人のコンビネーションにも注目したい。

eラリースト:岩田和歩

名前

岩田和歩(いわたかずほ)
三重県在住
JEGT認定ドライバー:Sランク

2019年茨城国体では三重県代表として本戦出場、一般の部で7位。幼い頃からグランツーリスモシリーズをプレイしているが、ラリーゲームでも実力を発揮。「DiRT RALLY 2.0」の2020~2021年大会では世界3位に輝いた。

自身ではグランツーリスモよりラリーに向いていると認識しているようだが、JEGT認定試験ではSランクを獲得、大会に出れば上位に食い込む成績を残すあたり実力は折り紙付き。
國分選手と同様、オーストリアで開催された「ワールドシリーズ Showdown」に出場。マニュファクチャラーズカップでシボレー代表として7位という結果を残した。

実は過去のJEGTドラフトにおいて、荒木選手の推薦で常に候補として名前が挙がっていた人物。今回ついにチームが実現した。

ジェントルマン:瀬田凛

名前

瀬田凛(せたりん)
静岡県在住
JEGT認定ドライバー:Aランク

JEGTドラフト会議を経てチームに加入。社会人eスポーツ大会「B2eLEAGUE SEASON1 Round1」で優勝。解説の山中智瑛氏をして「安定感のある走り」と言わしめた。

紳士的な物腰と言葉遣いが印象的な人物。鈴木選手と共に「親父杯」の運営に協力、レースの解説役としてそのジェントリーな声を聴くことができる。プロのナレーター フラッシュ嶋田氏も絶賛した「良い声」の持ち主ということで、その道で活躍する機会もあるかもしれない。

瀬田選手に限らないが、社会人プレイヤーは練習時間を確保できるかどうかが最大の敵だろう。


以上、今回はドライバーのみのご紹介となりましたが、レーシングチームとしては他にマネージャーやエンジニア、デザイナーといった人員も揃えています。皆で一丸となり優勝目指して頑張ります!

選手への応援メッセージ、チームへのお問い合わせ、ご協賛についてはこちらから↓
https://www.e-motorsports-fukuoka.jp/contact/

GT国体2022栃木:吉田航太朗・深川湧介、他3名が予選突破

古川拓己,龍翔太郎,吉田航太朗,深川湧介,堤口直斗
(左から)古川拓己、龍翔太郎、吉田航太朗、深川湧介、堤口直斗

5名が国体予選通過

グランツーリスモ7が発売されて初となる国体eスポーツ、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」オンライン予選が終了しました。

eM福岡のメンバーからは5名が福岡県の予選を通過!本大会出場を目指して、エリア代表の選抜戦(8月11日)に進出です。

■一般の部
2位 吉田航太朗
4位 龍翔太郎
5位 堤口直斗
6位 古川拓己
--通過ライン--
7位 荒木祐樹
8位 高浪翔
14位 田代寛朋

■U-18の部
3位 深川湧介
--通過ライン--
15位 山田峻司

※出場辞退が発生した場合は繰り上げ

一般の部初挑戦、吉田航太朗

吉田航太朗

吉田航太朗(よしだこうたろう)
2003年6月17日生まれの19歳

自動車整備士・メカニックを目指して専門学校に進学した航太朗君。昨年は「U-18の部」でのエントリーでしたが、今年から「一般の部」扱いとなり、グランツーリスモの世界大会経験者と同じ土俵に立つことになった今大会。しかしオンライン予選の終盤で、一時県内1位のタイムを出すほど実力をつけてきました。

タイムトライアルでのオンライン予選とは違い、エリア代表決定戦では県内の強豪達とレースで勝負します。同じeM福岡のメンバーをはじめ、まわりは明らかにレース経験豊富な先輩ばかり。しかもエリア代表は1名だけの選抜です。若さと勢いでもぎ取れるか!?

本人コメント:
オフライン大会は初めてで経験のある方ばかりなので、いいレースをして楽しめるように全力を尽くします!

才能開花も間近?深川湧介

深川湧介

深川湧介(ふかがわゆうすけ)
2008年6月19日生まれの14歳

クラブ加入から3年目、中学生の成長期真っ只中ということで年々大人びていく湧介君。ドライビングの腕も着実に成長してきており、U-18部門で県内3位の好成績を残して予選通過!

予選期間の終盤では、クラブの代表選手を務める堤口君に師事し、タイムを縮めていきました。航太朗君と同じく、まだまだレース経験の面では不足感があるものの、その才能が開花しつつあるのは明らかです。

湧介君と仲の良い峻司君(小4)も、20人中15位と健闘。当人は万年最下位と思っていたようで、自分の実力をイマイチ認識していなかったようですが、自身でも成長を実感できたのではないかと思います。

本人コメント:
初めてのオフラインの大会で、緊張するけど、全力を尽くして頑張ります! よろしくおねがいします

本大会は栃木の会場で!

昨年まで新型コロナウイルスの影響でオンライン化していた国体eスポーツ、今年はようやくオフライン会場で実施されることが決定しています。次のエリア選抜戦を勝ち抜いた選手が全国から集います。

全国のトッププレイヤーが集う白熱のレース!ぜひライブで体感していただきたいと思います。

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」本大会の様子

「eモータースポーツ福岡」始動しました!

eモータースポーツ福岡,eM福岡

「eM福岡」発足

2019年4月からニワカソフト株式会社のeスポーツ事業として展開してきたプロジェクト「ニワカゲームス」は、2022年6月をもって筆者太田がその活動を引き継ぎ「eモータースポーツ福岡/e-MOTORSPORTS FUKUOKA」として独立、再始動しました。
名称は変わりましたが、当クラブとしての活動は4期(4年)目に突入です。

従来通り、競技するゲームタイトルとしては「GRAN TURISMO(グランツーリスモ)」シリーズが中心で、適宜他のゲームタイトルも導入します。

「eモータースポーツ福岡」、略して【eM福岡】(イーエム福岡)。大変安直なネーミングだと思っていますが、普遍的な存在として永劫続くことを願い命名しました。

地域アイデンティティとしての「福岡」

「eモータースポーツ福岡」というシンプルな名称には、eモータースポーツを福岡のいち文化・エンターテインメントとして定着させたいという想いと、福岡における代表的組織として活動するという意気込みでもあります。また、あえて「福岡」と名乗ることで、他の都道府県にも同様の組織が現れてほしいという願いもあります。

私自身、30年以上福岡で生活してきました。地元福岡の皆様にお楽しみいただき、応援していただける組織となるべく努めてまいります。

新活動拠点

ファンゲームス,FanGame’s,レーシング筐体

これまで博多の「ニワカラボ」を練習場として活動してきましたが、同じく博多の「FanGame’s」(以下、ファンゲームス)を新たな活動拠点とします。

新拠点となる「ファンゲームス」は、PCゲームやボードゲームを中心とした遊戯施設です。従来と異なり一般来客のある施設への移転ということで、より多くの方にeモータースポーツと接していただき、その魅力を伝える活動ができると確信しています。

↓店舗ホームページ
https://es-fangames.jimdofree.com/

活動方針は継続

これまで子どもから大人まで、年齢・性別を問わない部活動のようなイメージで活動してきましたが、その方針も変わらず継続します。

「eM福岡」に所属するのにクルマやモータースポーツの知識は不問。重視するのは、向上心や大会への熱意、また活動を通じて自分自身の夢や目標を達成するという想いです。あるいは、単純にコミュニティとしての輪を楽しみたいという気持ちでも構いません。

eM福岡,ファンゲームス,練習会

クラブの代表となる選手・レーシングチームの活躍の場はもちろん、本気で上を目指したいというメンバーを育成する環境・仕組みも整えていきます。
活動を通じてゲーム・eスポーツ業界、自動車・レース業界等、さまざまな社会との繋がりを提供し、メンバーのリクルート的な側面もサポートしたいと思います。

また副次的な活動とはなりますが、近年話題となった「ゲーム症(障害・依存症)」、ゲームに対する「善・悪」のイメージ、引きこもり等の家庭問題といった、ゲームを取り巻く様々な問題・課題にも取り組んでまいります。

レーシングチーム活動

ニワカレーシング,GATE,荒木祐樹,堤口直斗 GR Supra Racing Concept

これまで「ニワカレーシング」名義で活動してきたレーシングチームも継続します。昨年度の「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」では総合4位(全19チーム)を記録した実力あるチームです。(チーム名は変更予定)

車両へのスポンサーロゴ掲載も可能ですので、ぜひ皆様と共にレース出場できればと思います。

今年度のチーム体制は再編成中です。整い次第、改めて発表いたします。

レーシングチームの情報はこちら

AUTOBACS JEGT GRANDPRIX 2021 JEGT2021,ニワカレーシング,井芹颯真,堤口直斗,古屋公暉,菊地涼介

eモータースポーツのクラブとして、またレーシングチームとして、今後ともeM福岡をよろしくお願いいたします。

第29回ニワカゲームス杯:Garraway F出張配信!アクアワンメイク

ニワカゲームス杯 出張版

毎月開催しているグランツーリスモ大会、今回はなんと天神VIOROにある「Garraway F(ギャラウェイ エフ)」の配信スタジオからお届けしました!

いつもと違う本格的機材に囲まれ、緊張の面持ちの堤口君
中村さんはGarraway Fのコワーキングスペースから参戦!
Garraway F
福岡天神VIORO7階にあるコワーキングスペース(運営:トヨタ自動車九州)。PS5やハンドルコントローラーも設置、作業の合間の息抜きとして利用できます。eスポーツ部も活動中!
配信スタジオは一般利用客にも貸し出ししており、映画等の撮影でも使われるプロ仕様の機材が利用可能!予約は不可。ご利用の際はコンシェルジュさんにお尋ねください。
※今回は特別にコワーキングスペースも併用させていただきました。
https://garrawayf.com/

初のGT7

待望のPS5/PS4用ソフト「グランツーリスモ7」発売ということで、早速ニワカゲームス杯でも導入しました。

まだ発売されたばかりということもあり、前作に比べてオンライン機能は不足している箇所も多く感じられますが、今後のアップデートに期待!

アクアワンメイク

今回はグランツーリスモ7でゲーム開始時に選ぶことになるハイブリッドカーの中から、「アクア S’11」を採用。同一車両によるワンメイクレースです。

前作「グランツーリスモSPORT」と違い、チューニングパーツとセッティングで自分好みのマシンを作り上げることがウリでもあるGT7。市販車であるアクアももちろんチューニング可能で、レーシングカー仕様にカスタマイズできます。

現実世界では改造しないようなクルマも、簡単にレース用に仕立て上げられるのがGT7

賞品としてGarraway Fグッズをご用意

レースの優勝賞品として恒例のニワカゲームス杯記念盾をはじめ、Garraway Fノベルティ、レクサス革ポーチをご用意しました!革ポーチはレクサスのシート用の革を使用しており、宮若市の障害者施設で作られているとのこと。非売品の限定アイテム!

豪華賞品をレース優勝者に進呈!

第1レース

「シャア専用アクア」で参戦の中村さん、車両の力で技術をカバーする作戦…!?
TOYOTA GAZOO Racing風リバリーで出場の湧介君
青いリバリーが目立つR. Tendo選手、「Prius C」は北米版アクアの名称だそうです
ハッチ選手はCastrolカラーで出場
GRヤリスはレギュレーション違反です(見た目だけ加工してあるアクア)
総勢10台のアクアで第1レース開始!
1周終わったところ、各車セッティングの違いが順位に繋がってきている模様
どうやらカスタムせずに出場してしまった様子のJUN-_-JEEEEN選手、逆にチューニングでどれだけ速くなるのかわかります
3周目、雨が少し降ってきました。GT7では時間経過と共に天候が変化します
どうやら優勝争いはこの2台の様相
中学生の湧介君(中央)、世界大会にも出場するドライバー菅原選手(右)とスリーワイド!貴重な体験です
7番手スタートだったR. Tendo選手が優勝!

第2レース

全9台でレース開始!
第1レースの勝者Tendo選手、勢い余ってガードレールをこすっています。2番手の菅原選手にはチャンス
菅原選手とHelesta選手に先行を許してしまったTendo選手、逆転なるか?
Helesta選手が独走態勢に突入、このまま引き離したいところ
後方では中村さんも激しくバトルしています
レースも折り返し、Tendo選手が再び1位に浮上
Tendo選手、2レース連覇!

レース結果

第1レース

優勝 R. Tendo
2位 rain_digo
3位 T. Sugawara

第2レース

優勝 R. Tendo
2位 L.Helesta
3位 rain_digo

チューニング・セッティングありのワンメイクで、同じ車両でありながら性能の違いも見受けられるレースとなりました。
結果としてはTendo選手が完全勝利で終わった今大会。とくに第1レースでは7番手からの優勝ということで、まさしく快挙といえるのではないでしょうか。

初のグランツーリスモ7、初のニワカラボ・スタジオ以外での配信で、無事に開催できるかどうか不安もありましたが、方々のご協力もあり大きなトラブル無く実施できました。ご参加・ご視聴ありがとうございました!