エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023は総合8位でトップリーグ残留

JEGT2023シリーズ最終戦

1月14日、国内最高峰の賞金付きeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」シリーズ最終戦が開催されました。

舞台は昨シリーズに引き続き東京オートサロン(千葉・幕張メッセ)。超満員の観客を前に、シリーズ総合優勝を懸けたレースが行われました。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン,幕張メッセ
満席で立ち見客も大勢
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,瀬田凛,吉田航太朗,ステージ入場
カーナンバー127を表しています

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)のドライバーは岩田和歩(いわたかずほ)、瀬田凛(せたりん)、そして今期ドラフト加入した吉田航太朗(よしだこうたろう)が初出場です。

リーグ降格の危機

来シリーズにおける、トップリーグと下位リーグ(企業対抗戦)のチーム入れ替えが懸かった最終戦。エンタテ!区 LEGENDSのラウンド2までの総合順位は7位。2チームずつが入れ替え対象となるため、リーグ残留ぎりぎりの状態です。

総合ポイントは他チームの順位に拠るところも大きいため、針の穴を通すような可能性として総合優勝も無くはないのですが、ともかくリーグ残留を目指して少しでも上の順位を狙います。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,吉田航太朗,岩田和歩,瀬田凛,機材調整
入念に機材チェックと調整
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ドライバー交代練習
タイムに関わるため、ドライバー交代の練習も必要

圧倒的不利の車両相性

エンタテ!区 LEGENDSが今期の車両として選んでいた「マクラーレン 650S GT3 ’15」は、もともとラウンド2の雨天スパ・フランコルシャンでの優勝を狙ってのチョイスでした。

しかし思惑外れ、雨が有利とされていたレースでほとんど降らず、表彰台どころか惨敗を喫してしまいます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2
ラウンド2、コースアウトで一時最下位に転落する場面も

ラウンド2に焦点を当てていたため、最終戦のモンツァ・サーキットとの相性は度外視していました。チームのドライバー全員が無難に乗れるクルマという選択基準でもあり、突出した性能の無い弱みを持って戦うことになります。

スーパーラップ:岩田和歩

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,ドライバー紹介
グランツーリスモ世界大会経験者である岩田選手がスーパーラップを担当
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,練習走行
ラリーゲームでも世界大会に出ている岩田和歩、ボンネット視点で走行
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ
1分46秒761と伸び悩み
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,スーパーラップ結果
予選は8位

最終レース

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,ドライバー紹介
シリーズ最後のレースは瀬田選手がスターティングドライバー
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,練習走行
実車レースにも参戦する等、精力的に活動している瀬田凛
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,決勝レース
2周目にして最後方に離される苦しい状況

序盤の荒れやすい展開を見込み、ロスを最小限にするためハードタイヤでスタートする作戦。その最短スティントを務める瀬田は6周目でピットイン、岩田選手と交代します。

エースドライバーである岩田が、最も長く使うことになるミディアムタイヤを担当。大きな動きは無く、最後尾のまま16周目に再びピットイン。最終スティントを務める吉田選手と交代し、ソフトタイヤで走行します。

慣れない機材のせいかコースアウトする場面もあり、終始最後尾を走る形となって結果は10位。暫定での総合順位は9位となりました。

後日発表でリーグ残留

しかし後日の審議結果により他チームへのペナルティ(タイム加算)が課され、ポイント合計が変わって順位変動。まさかの総合8位となり奇跡のリーグ残留となりました。

最終戦で全く太刀打ちできなかった苦々しさから反転、ひとまずは安堵の雰囲気に。

2023シリーズ振り返り

今回で5回目の出場となったJEGTグランプリ。なかなか思惑通りに運ばない展開となってしまいましたが、様々な課題も見えたシリーズとなりました。

来期はこの反省を活かし、チーム体制の見直しと強化を図ります。1年間、応援ありがとうございました!

チームの結果としては残念でしたが、大会の規模感や会場の雰囲気等を見ると、eモータースポーツが年々発展しているのがよくわかります。地元福岡でもこの熱気を味わっていただけるよう邁進してまいります。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,相田将希,瀬田凛,岩田和歩,吉田航太朗
現地ではデータエンジニア相田将希(あいだまさき)が荒木監督の代理を務めました

「ハナキン☆イーエムVol.53」にて、出場ドライバーによる最終戦の振り返り配信を行いました↓

エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023第2戦は天候に嫌われ再び6位

JEGT2023ラウンド2

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)ラウンド2が開催されました。

開幕戦では6位となった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)、シリーズ入賞を目指すために一度は表彰台を取っておきたいところ。

天候変化のあるレース

2戦目の舞台はベルギーに実在するサーキット「スパ・フランコルシャン」。山あいに位置するため天気や気温が変わりやすく、独特な気候から「スパ・ウェザー」と称されています。

今回はその「スパ・ウェザー」を再現するようなレース設定となっており、「必ず雨が降る時間」と「降るかどうかわからない時間」が織り交ぜられています。
路面に雨水が溜まると当然レインタイヤでなければまともに走れなくなるため、雨雲レーダーを使って先々の天候変化を予測し、タイヤ交換の判断をすることになります。

グランツーリスモ7,マクラーレン 650S,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
雨に強いマクラーレン650S

「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」のチーム車両「650S」は、雨が降ることによるデメリットを受けづらい利点があります。雨が降り続くほど有利と言え、国内トップクラスのドライバーが集うトップリーグにおいても表彰台を狙うことは十分可能です。

スーパーラップ:瀬田凛

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛

予選スーパーラップは瀬田凛(せたりん)が担当。一発勝負のタイムトライアル予選で、レーススタート時のグリッド順が決まります。

タイムは「2分15秒266」で5番手。練習時の平均値にかなり近いタイムが出ており、大きなミス無く安定感ある走りを見せつけました。

まずまずのポジションですが、ソフトタイヤでの走行は他の車種に比べると別段有利ではないため、妥当な順位と言えます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ,スパ・フランコルシャン

ヒート1:佐久間輝

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,佐久間輝

第1レースは今期新加入した佐久間輝(さくまひかる)が担当。本人の強い希望もあり、ラウンド2での出走となりました。

スーパーラップの結果、5番手スタートとなったエンタテ!区LEGENDS。今レースでは必ず雨が降る設定のため、タイミングを見計らってピットインすることになります。

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2周目、シケインの進入で並ばれ2台に抜かれる事態に
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP3,スパ・フランコルシャン
3周目には7番手までポジションダウン
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP5,ピットイン
5周目、雨用タイヤに交換するが…

雨が降ってきてからはピットイン組とステイアウト組に分かれる状態に。半ば雨乞い状態のeM福岡は当然レインタイヤに交換します。

しかし予想以上に早く雨が上がり、濡れた路面をスリックタイヤで走ったほうがピットストップのタイムロスよりも速いという結果に。まさにスパ・ウェザーに翻弄される形となってしまい8位でフィニッシュ。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗

第2レースは堤口直斗(つつみぐちなおと)が出走。8番手スタートというかなり苦しい状況、下位リーグへの降格を避けるためにも、ひとつでも順位を上げてゴールしたいところ。

激しい雨が降る中でのスタートとなったヒート2、降り続けるほどeM福岡にとっては有利ですが、2周目には早くも雨雲の切れ目が見えてきました。高速コーナーのブランシモンでコースアウトしてしまい、最下位まで転落してしまいます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2,LAP2,スパ・フランコルシャン
可能な限り車速を残したいブランシモン、コースアウトするとグリップ低下によるスピードダウンは免れない

8周目、再び激しい雨が降り始め、6位までポジションアップ。最終的に5番手の真後ろまで迫るものの、やはり立ち上がり加速の弱さが仇となってそのままフィニッシュ。結果的には8位から6位に上がりましたが、いまいち噛み合いが良くない展開となった印象です。

「ハナキン☆イーエムVol.47」にて、堤口選手による振り返りを配信しました↓

最終戦、東京オートサロン

今シリーズは現在総合7位となっているeM福岡。次戦はいよいよ今シリーズの最終戦です。

2024年1月14日(日)、恒例となってきた東京オートサロンで開催!国内トップドライバーたちの走りをぜひ間近に御覧ください!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン2023
JEGT2022シリーズ最終戦会場となった東京オートサロンのイベントホール(準備中の様子)

エンタテ!区LEGENDS、JEGTグランプリ2023開幕戦は6位

JEGT2023開幕

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)がついに開幕となりました!

今年も賞金総額は500万円!使用タイトルは全戦「グランツーリスモ7」(PlayStation5/PlayStation4)となり、前シリーズよりさらにレベルアップした大会になること間違いなし!

我々eモータースポーツ福岡は、今期もRKB毎日放送株式会社様とのメディアパートナーシップを継続、「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)として出場します。

最先端テクノロジーで進化し続けるエンターテインメントの世界をご紹介する「エンタテ!区 テレビが知らないe世界」は毎週水曜24:55から放送しております。夜更かしのお供に、または録画で御覧ください。(宣伝)

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,チームロゴ
eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,マクラーレン 650S GT3 '15
チーム車両は「マクラーレン 650S GT3 ’15」

扱いやすさ・コーナリング性能・最高速度が利点の650S。加速には難があるので、コーナーでしっかり差をつける展開をしていきたいところ。

スーパーラップ:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ

予選スーパーラップは堤口直斗(つつみぐちなおと)が担当。レースのグリッド順が決まる重要なタイムアタックです。

結果は「1分58秒519」で5番手。走行後の堤口選手曰く、「50点の出来」とのこと。スピンを防止するためアクセルを遅らせてしまい、タイムに響いてしまったようです。

前半は全体ベストタイムが出ており一見良さそうに見えますが、650Sの特性上、本来はもっと良いタイムが出るところ。

スーパーラップは一発勝負であるがために、スピンやコースアウト、ペナルティなどの「即アウト」な状況を避ける必要があります。しかし安全な走りをしてしまうと良いタイムが出ないのがこの競技の難しいところです。

スーパーラップ オンボード映像↓

ヒート1:田代寛朋

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋

ヒート1(第1レース)は、今期新加入した田代寛朋(たしろひろとも)が担当。本来は吉田航太朗(よしだこうたろう)が出走する予定でしたが、大会数日前から高熱を発症し、やむなく休場となりました。

代走役となった田代選手、MR系の車種には乗り慣れていることもあってか、まずまずのペースでポジションをキープ。2周目の終盤、後方のNISSAN TRUST(35号車)がコースアウトする事態もあり、少し余裕のある展開に。

しかし3周目から徐々に前方集団より離され、5周目にはSPK TC CORSE(105号車)に追いつかれてポジションダウン。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
5番手を争うデッドヒート

残る周回では後続を抑える場面もありながら6位でフィニッシュ。

結果的に順位を落とすことになったものの、代走者として、さらにトップリーグ初出走というプレッシャーの中、最後まで走り切った田代選手にとっては確かな手ごたえと良い経験になったようです。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:岩田和歩

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩

JEGT2023開幕戦、最終走者を務めるはチームのエース岩田和歩(いわたかずほ)。6番手スタートなので「全戦5位以上」というチーム目標を達成するには、少なくとも1ポジションアップしなければいけません。

ヒート2はタイヤの使用義務があり、ミディアム・ソフトの両方を使う必要があります。ソフトタイヤはグリップが高いため速く走れるものの、摩耗しやすいため長く使用することはできません。一方ミディアムは寿命こそ長いものの速度は出ないので、なるべくソフトタイヤを長く使いタイムを稼ぐことが重要です。

大多数のチームと同様、ミディアムタイヤでスタートしたエンタテ!区 LEGENDS、6周目でピットインすると5番手で復帰。後方を走るKOSHIDO(12号車)とのバトルを余儀なくされます。

9周目、第2コーナーでの飛び込みを許してしまい、6位へポジションダウン。650S持前のコーナリング性能とタイヤの摩耗差で追いつくことはできるものの、加速段階で離されなかなかオーバーテイクに繋がりません。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
何度も目と鼻の先まで迫るが…

ファイナルラップ、最後の賭けとしてシケインの飛び込みを遂行するものの、狭い道幅で押し出される形となり、後続車にも追い抜かれ7位でフィニッシュ。審議の結果、後日の正式発表で6位となりました。

岩田選手曰く「3時間は語れる」という展開になったヒート2、総合優勝につながる獲得ポイントも大きいため、とくに白熱したレースでした。

ヒート2 オンボード映像↓

将来を見据えたシーズン

初戦から担当ドライバーの病欠という不測の事態に見舞われたものの、何とかダメージを最小限にできたように思います。

全戦5位以上という目標は初戦にして崩れ去ってしまいましたが、実は表沙汰にしていないチームの取り組みがあります。それはどちらかというと今期優勝するためというよりも、チームの体制づくりや強化・育成に重きを置いています。
秘伝のタレを作っているようなものなので口外しませんが、本ラウンドでも大いに学ぶところがあったので、いつか結果として返ってくると信じています。

ラウンド2は11月18日(土)開催!国内最高峰のバーチャルレース、引き続きお楽しみください。

JAF九州全土+沖縄オンライン講演会・体験会を実施しました

JAF九州様 講演会

JAF(日本自動車連盟)九州本部・福岡支部様にて、九州・沖縄の全事業所を繋いでのオンライン講演会・体験会を実施しました。

昨年末からJAF様より「eモータースポーツの発展に力を入れたいが、情報・知識が無いため理解を深めたい」とのご相談をいただき、まずは触ってみるのが一番ということで、eM福岡が活動拠点で実施している体験会にご案内!

ファンゲームスにて実施した体験会の様子

普段はロードサービスやモータースポーツのライセンス発行などに従事している皆様も、高いドライビングテクニックが要求されるeモータースポーツに苦戦する様子も見受けられましたが、終始和気あいあいとレースを楽しんでいただきました。

九州全土+沖縄を繋いだオンライン研修

講演会ではeスポーツおよびeモータースポーツとは何か、eM福岡のビジョンや活動内容も含めてご紹介。

体験会パートでは、店舗での体験会に参加できなかった皆様にもご参加いただき、実写と見紛うリアルな映像、近年で大幅に進化したハンドルコントローラー・ペダルのフィーリング、スポーツドライビングの難しさ・面白さを直に体感していただきました。

講演会の様子
初めてeモータースポーツに触れる職員の皆様
バーチャル世界の最前線で活躍するドライバーのエキシビジョンレースも披露

JAF様の中でもeスポーツ熱が高まってきたとのことで、eモータースポーツを新しいエンターテインメントとして発信し、文化として定着させるという目標に大きく近づいたと実感します。

今後ますます盛り上がること間違いなしのバーチャルレース界にご期待ください!

JAF様の記事はこちら↓
グランツーリスモ世界3位の驚愕の走りを観戦!eモータースポーツ体験会を開催しました

JEGTグランプリ2022、eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSは総合7位

JEGT最終戦!

「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」(JEGTグランプリ)2022シリーズ、最終戦であるラウンド3が東京オートサロン2023のイベントステージにて実施されました。

今年はウイルス対策としての規制も緩和され、会場では多くの来場者様に観戦していただきました。

開会前のイベントホール、閉会時には満席に近い賑わいとなりました

最終戦はGT7、不利な状況でのレース

JEGTグランプリにおけるチームの使用車両は、2022年8月のエントリー時点で決めなければいけませんでした。当時は最新作の「グランツーリスモ7」(以下GT7)が発売されて日が浅く、最終戦で使われるのが前作の「グランツーリスモSPORT」(以下GTS)となる可能性もありました。

エントリー時点で大会の使用コースも発表されており、コースとの相性を照らし合わせて車両を選ぶことはできました。しかしGTSとGT7ではゲームの挙動が異なり、同じ車種でも性能が違います。つまり、半年先にどちらのゲームが使われるのかを見越して車両選択する必要があります。

またドライバーによって使いやすい・使いにくいクルマがあるので、チーム内の誰もが難なく操れる車両であることも重要です。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ビートルGr.3,グランツーリスモ7
eM福岡の使用車両はフォルクスワーゲンのビートルGr.3(グループスリー)、突出した性能は無いが乗りやすい

最終戦がGT7で行われると発表されたとき、チーム内では不安の声が上がりました。エントリー時点では優勝も狙えると思われていたビートルが、ゲームの度重なるアップデートでかなり弱体化していたのです。

事前のシミュレートにおいても、ストレートスピードが伸びず、スリップストリーム(前走車を風よけに使い、気圧の差でスピードアップする)を利用しても他の車種を追い抜けないと分かりました。

しかも最終戦の舞台はホームストレートが極端に長い「富士スピードウェイ」。第2戦まで総合7位でなんとか繋いできたチーム内では、どう考えても上位入賞は無理という、早くも敗戦ムードが漂いました。

しかし「レースはゴールするまで分からない」と言われるように、まずは自分達がベストを尽くすことこそ重要です。最初から諦めているのと、ライバルの隙を虎視眈々と狙い続けるのは、万一のチャンスを活かせるかどうかが決定的に変わってきます。

選手が普段使っているものと機材が違うので、時間ある限り練習走行で慣らします
荒木祐樹、國分諒汰、岩田和歩の3名、いずれもグランツーリスモ世界大会出場・入賞経験のある猛者

7番手スタート、8位フィニッシュ

第3戦のスターティンググリッドは、事前の予選スーパーラップ(1周のみのタイムトライアル)によって決められました。チームの大黒柱である荒木選手が担当、不利なマシンでありながら7位をマーク。

本戦第1走者は岩田選手。堅実な走りを見せるものの、前走車とは3秒以上の差がついた状態でピットイン。國分諒汰にドライバーチェンジします。

ピット作業でタイムロス

JEGTにおけるドライバーチェンジは、ゲーム内でピットインしてから実際にドライバーが交代します。交代と共にタイヤも交換しなければいけないので、次のドライバーが使用するタイヤを選択します。

あとで判明することですが、タイヤ選択のタイミングを正確に把握していなかったことにより、大幅にタイムロスをすることになりました。
ルール上「次のドライバーがタイヤを選択する」となっているのですが、チームの誰もが「シートに座ってから操作しなければならない」と勘違いしていました。(おそらく前シリーズまでのルール)

これによりトータル15秒ほどロスしていたのです。

混線でピット内騒然

ステージ上のドライバーとピットブースは、トランシーバーによりピットインの指示や状況の伝達等が可能です。話す時には胸元のボタンを押しておく必要があるので、基本的にドライバーが発言することはありません。

しかし國分選手の走行中、ピットの無線機が声を拾います。しかも何を言っているのか全く聞き取れない状態で、國分選手が何等かのトラブルに遭っているのかと騒然となりました。

結局解決できないままドライバーチェンジのタイミングとなり、最終走者の荒木選手が出走します。戻ってきた國分選手によると一切発言していないとのことで、他のチームラジオと混線していることが判明しました。(レース自体に支障は無く、ただピットが慌てただけですが)

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ピットブースからの視点(リハーサルの様子)

ファイナルラップの攻防空しく

交代時に同じタイヤを選択してしまうという壮絶なピット作業ミスにより、一時最後尾まで順位を落としていた「EVANGELION e-RACING with 広島マツダ」。終盤ではその真後ろに付く状態に。

しかし予期していたとおり、スリップストリームを使っても追い抜くことができず、サイド・バイ・サイドの激しい攻防を繰り広げます。ファイナルラップまでもつれ込みましたが、順位は変わらず8位でフィニッシュ。

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わずか0.07秒の差

総合7位

審議の結果、多数のチームにペナルティが入り、トータルタイムが加算される形に。eM福岡は7位となりました。シリーズの累計ポイントによる総合順位も7位となり、残念ながら賞金を獲得することはできませんでした。

レースの結果は振るいませんでしたが、会場にはチームを応援するサポーターの姿がありました。4年前、「ニワカゲームス」として全く無名な状態からスタートしたことを想えば、確実に進歩してきたと感じます。

ご支援・ご協力いただいた皆様に、感謝と御礼申し上げます。来シリーズ、再チャレンジしたいと思います。

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応援ありがとうございました!

エンタテ!区LEGENDS、JEGT第2戦は8位で総合7位に

JEGT第2戦

賞金総額500万円をかけた国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRANDPRIX 2022 Series」第2戦が開催されました。

競技タイトルは引き続き「グランツーリスモSPORT」、今回は大分県に実在する「オートポリス」が舞台となるレースに挑みます。

第1戦は5位(全10チーム)で終わった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)」。上位入賞するにはもう一歩上がっておきたいところ!

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

予選結果を引きずり8位に

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ラウンド2に出場するドライバーは鈴木彰馬、堤口直斗、岩田和歩の3名

第1レースのスターティンググリッドを決める、一発勝負の予選スーパーラップは鈴木彰馬(すずきしょうま)選手が出走。
序盤は好調な走りだしを決めたものの、最終コーナーで危うくショートカットペナルティとなるようなミスをしてしまい、結果は8番手に。

8位スタートとなった第1ヒートは堤口直斗(つつみぐちなおと)選手が出走。序盤こそ前走車に並びかける展開を見せるものの、抜ききることができずそのままレース終了。順位は変わらず第2ヒートに託すこととなりました。

最終走者は岩田和歩(いわたかずほ)が担当。ダート覇者の力がこの土壇場でどこまで通用するのか…?

堅実に走りぬいた岩田選手、ひとつ順位を上げて7位でフィニッシュ。しかしピットイン時のホワイトラインカット・ペナルティを取られてしまい、結果は8位に。

トータルタイムに3秒加算のペナルティ
総合ポイントランキングでは7位に転落

最終戦はオートサロンで!

1月14日(土)に控える第3戦は「東京オートサロン2023」のステージイベントとして開催されます!

前シリーズの最終戦と同様、リアルタイムでのドライバー交代が見ものです。オフライン大会ならではの臨場感をぜひお楽しみください。
JEGT公式:【大会情報公開】JEGT 2022シリーズ ROUND.3(東京オートサロン大会)

これ以上のランクダウンはトップリーグ降格の恐れもあるeM福岡の運命は…?

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新たにスポンサーロゴを追加して最終戦に挑みます

JEGTグランプリ2022開幕!エンタテ区LEGENDS、第1戦は5位

JEGT2022開幕

リアルとバーチャルの融合によって新たな魅力を引き出す、国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズがついに開幕!

使用タイトルはグランツーリスモの前作「グランツーリスモSPORT」。実車の世界でも活躍するレーシングチームや自動車関係企業チームと肩を並べ、賞金総額500万円の大会に挑みます。

当方も「eモータースポーツ福岡」として6月に独立してから本大会出場に向け多方面と調整を重ね、無事に出場権を得ることができました。
出場権に関してご協議いただいた運営元のNGM株式会社様、メディアパートナーのご提案をご快諾いただいたRKB毎日放送株式会社様、プロモーターとして数多ご協力いただいている株式会社delight様、クラブ独立時にいち早くご支援いただいたGMOペパボ株式会社様、活動拠点として場所を提供していただいているファンゲームス様、改めて御礼申し上げます。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

ラウンド1

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今回出場するのは瀬田凛(せたりん)、古屋公暉(ふるやこうき)、堤口直斗(つつみぐちなおと)の3名。

3名ともグランツーリスモの世界大会こそ出場経験は無いものの、様々な大会・イベントで優勝を飾る腕前の持ち主です。

個人的な話になりますが、かつてニワカゲームス時代にライブ配信イベントや練習施設へ遊びに来てくれていた彼らに代表選手として走ってもらうのは、思い起こせば感慨深いものがあります。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,フォルクスワーゲン ビートルGr.3
今大会で唯一のチョイスとなったフォルクスワーゲンのビートルGr.3、一見レーシングカーらしからぬフォルムが注目されました

実車では存在しないレーシングカー仕様のザ・ビートル、実車レースのグループGT3に合わせて調整されたグランツーリスモのオリジナル車両です。癖が無く扱いやすい代わりに突出した部分の無い車両ですが、シリーズ全体を通して勝つために選択。

ちなみにゼッケン番号は、RKB毎日放送「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏の誕生日(1月27日)が由来です。プレゼントやお祝いメッセージ承ります。

スーパーラップ:瀬田凛

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安定した走りがウリの瀬田選手

レースのスターティング・グリッドを決めるスーパーラップ(1周だけのタイムアタック)を担当するのは、安定感を持ち味とする瀬田凛。

JEGTでは実車レースと同等の厳しい審判が入り、ショートカット等にはタイム抹消といった重大なペナルティが与えられることもあります。タイム抹消となると続くレースで最後尾スタートとなり、非常に不利な状態で戦うことに。

そこでペナルティ回避を最優先とし、安定して走り切ることを重視。ぎりぎりまで攻め込むことができないため速いタイムが出ないマイナス面もありますが、上記のとおりタイム抹消は何より避けなければいけません。
1周だけの走行のため、プレッシャーに打ち勝つ精神力も必要です。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
eM福岡(eMF_127)は5番手のタイムを記録
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,スーパーラップ結果
審議の結果、ノータイムとなってしまったチームも

ヒート1:古屋公暉

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,古屋公暉
JEGT認定をAからSにランクアップさせてきた古屋選手

ヒート1(第1レース)は古屋公暉が担当。この1年で着実に力をつけ、JEGTが行う認定試験でAランクからSランクに昇格。その資格をもつのは日本で22名という実力の持ち主です。

瀬田選手から受け取ったバトン、次のレースのためにもポジションアップして終わりたいところ!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
4周目、スピンした前走車を回避してポジションアップ
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
そのまま4位でフィニッシュ

ヒート2:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
こう見えて負けん気の強い男、堤口選手
ファンゲームス,堤口直斗,eM福岡
クラブの活動拠点であるファンゲームスからレースに参加(なぜか変顔)

普段はeM福岡のクラブキャプテンを務める堤口直斗。JEGT第1戦ではトリを務めるチームの総大将的なポジションです。
2021年初頭に北海道から福岡へ移住してきた彼ですが、今年は国体eスポーツGT部門で福岡県代表も勝ち取りました。

JEGTはポイント制で競われ、各ヒートの順位によってポイントが割り振られます。最も多くポイントを獲得したチームが総合優勝となり、今シリーズのチャンピオンとなります。
ヒート2はヒート1より獲得ポイントが多く、レースの周回数も多いため重要度がより高いものとなっています。まわりのチームも主将クラスが出走するため、必然的にハイレベルな戦いに!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
3周目、後続車にぴったりと張り付かれてプレッシャーのかかる状況
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
高速コーナー”130R”を並走で抜けたためコースアウト気味に…
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
続くシケインでオーバーテイクされてしまいます
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
そのまま5位でフィニッシュ

第1戦:総合5位

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,リザルト
eM福岡は12ポイントを獲得、ぎりぎり賞金獲得圏内に留まることができました

開幕戦は総合5位ということで、まずまずの結果で終わりました。上位とのポイント差は大きいですが、残り2戦で入賞の可能性は十分あります。

次回、JEGT第2戦は12月3日(土)に開催!
ファンゲームスにて観戦会も実施予定です。福岡にお住まいの皆様、お待ちしております。(詳細はeM福岡の各SNSにて発信)

おまけ

安増高志,堤口直斗,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏と堤口選手のツーショット
ファンゲームス,レース観戦会,eM福岡
レース当日はファンゲームスで観戦会も実施しました

GT国体2022栃木:吉田航太朗・深川湧介、他3名が予選突破

古川拓己,龍翔太郎,吉田航太朗,深川湧介,堤口直斗
(左から)古川拓己、龍翔太郎、吉田航太朗、深川湧介、堤口直斗

5名が国体予選通過

グランツーリスモ7が発売されて初となる国体eスポーツ、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」オンライン予選が終了しました。

eM福岡のメンバーからは5名が福岡県の予選を通過!本大会出場を目指して、エリア代表の選抜戦(8月11日)に進出です。

■一般の部
2位 吉田航太朗
4位 龍翔太郎
5位 堤口直斗
6位 古川拓己
--通過ライン--
7位 荒木祐樹
8位 高浪翔
14位 田代寛朋

■U-18の部
3位 深川湧介
--通過ライン--
15位 山田峻司

※出場辞退が発生した場合は繰り上げ

一般の部初挑戦、吉田航太朗

吉田航太朗

吉田航太朗(よしだこうたろう)
2003年6月17日生まれの19歳

自動車整備士・メカニックを目指して専門学校に進学した航太朗君。昨年は「U-18の部」でのエントリーでしたが、今年から「一般の部」扱いとなり、グランツーリスモの世界大会経験者と同じ土俵に立つことになった今大会。しかしオンライン予選の終盤で、一時県内1位のタイムを出すほど実力をつけてきました。

タイムトライアルでのオンライン予選とは違い、エリア代表決定戦では県内の強豪達とレースで勝負します。同じeM福岡のメンバーをはじめ、まわりは明らかにレース経験豊富な先輩ばかり。しかもエリア代表は1名だけの選抜です。若さと勢いでもぎ取れるか!?

本人コメント:
オフライン大会は初めてで経験のある方ばかりなので、いいレースをして楽しめるように全力を尽くします!

才能開花も間近?深川湧介

深川湧介

深川湧介(ふかがわゆうすけ)
2008年6月19日生まれの14歳

クラブ加入から3年目、中学生の成長期真っ只中ということで年々大人びていく湧介君。ドライビングの腕も着実に成長してきており、U-18部門で県内3位の好成績を残して予選通過!

予選期間の終盤では、クラブの代表選手を務める堤口君に師事し、タイムを縮めていきました。航太朗君と同じく、まだまだレース経験の面では不足感があるものの、その才能が開花しつつあるのは明らかです。

湧介君と仲の良い峻司君(小4)も、20人中15位と健闘。当人は万年最下位と思っていたようで、自分の実力をイマイチ認識していなかったようですが、自身でも成長を実感できたのではないかと思います。

本人コメント:
初めてのオフラインの大会で、緊張するけど、全力を尽くして頑張ります! よろしくおねがいします

本大会は栃木の会場で!

昨年まで新型コロナウイルスの影響でオンライン化していた国体eスポーツ、今年はようやくオフライン会場で実施されることが決定しています。次のエリア選抜戦を勝ち抜いた選手が全国から集います。

全国のトッププレイヤーが集う白熱のレース!ぜひライブで体感していただきたいと思います。

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」本大会の様子

第29回ニワカゲームス杯:Garraway F出張配信!アクアワンメイク

ニワカゲームス杯 出張版

毎月開催しているグランツーリスモ大会、今回はなんと天神VIOROにある「Garraway F(ギャラウェイ エフ)」の配信スタジオからお届けしました!

いつもと違う本格的機材に囲まれ、緊張の面持ちの堤口君
中村さんはGarraway Fのコワーキングスペースから参戦!
Garraway F
福岡天神VIORO7階にあるコワーキングスペース(運営:トヨタ自動車九州)。PS5やハンドルコントローラーも設置、作業の合間の息抜きとして利用できます。eスポーツ部も活動中!
配信スタジオは一般利用客にも貸し出ししており、映画等の撮影でも使われるプロ仕様の機材が利用可能!予約は不可。ご利用の際はコンシェルジュさんにお尋ねください。
※今回は特別にコワーキングスペースも併用させていただきました。
https://garrawayf.com/

初のGT7

待望のPS5/PS4用ソフト「グランツーリスモ7」発売ということで、早速ニワカゲームス杯でも導入しました。

まだ発売されたばかりということもあり、前作に比べてオンライン機能は不足している箇所も多く感じられますが、今後のアップデートに期待!

アクアワンメイク

今回はグランツーリスモ7でゲーム開始時に選ぶことになるハイブリッドカーの中から、「アクア S’11」を採用。同一車両によるワンメイクレースです。

前作「グランツーリスモSPORT」と違い、チューニングパーツとセッティングで自分好みのマシンを作り上げることがウリでもあるGT7。市販車であるアクアももちろんチューニング可能で、レーシングカー仕様にカスタマイズできます。

現実世界では改造しないようなクルマも、簡単にレース用に仕立て上げられるのがGT7

賞品としてGarraway Fグッズをご用意

レースの優勝賞品として恒例のニワカゲームス杯記念盾をはじめ、Garraway Fノベルティ、レクサス革ポーチをご用意しました!革ポーチはレクサスのシート用の革を使用しており、宮若市の障害者施設で作られているとのこと。非売品の限定アイテム!

豪華賞品をレース優勝者に進呈!

第1レース

「シャア専用アクア」で参戦の中村さん、車両の力で技術をカバーする作戦…!?
TOYOTA GAZOO Racing風リバリーで出場の湧介君
青いリバリーが目立つR. Tendo選手、「Prius C」は北米版アクアの名称だそうです
ハッチ選手はCastrolカラーで出場
GRヤリスはレギュレーション違反です(見た目だけ加工してあるアクア)
総勢10台のアクアで第1レース開始!
1周終わったところ、各車セッティングの違いが順位に繋がってきている模様
どうやらカスタムせずに出場してしまった様子のJUN-_-JEEEEN選手、逆にチューニングでどれだけ速くなるのかわかります
3周目、雨が少し降ってきました。GT7では時間経過と共に天候が変化します
どうやら優勝争いはこの2台の様相
中学生の湧介君(中央)、世界大会にも出場するドライバー菅原選手(右)とスリーワイド!貴重な体験です
7番手スタートだったR. Tendo選手が優勝!

第2レース

全9台でレース開始!
第1レースの勝者Tendo選手、勢い余ってガードレールをこすっています。2番手の菅原選手にはチャンス
菅原選手とHelesta選手に先行を許してしまったTendo選手、逆転なるか?
Helesta選手が独走態勢に突入、このまま引き離したいところ
後方では中村さんも激しくバトルしています
レースも折り返し、Tendo選手が再び1位に浮上
Tendo選手、2レース連覇!

レース結果

第1レース

優勝 R. Tendo
2位 rain_digo
3位 T. Sugawara

第2レース

優勝 R. Tendo
2位 L.Helesta
3位 rain_digo

チューニング・セッティングありのワンメイクで、同じ車両でありながら性能の違いも見受けられるレースとなりました。
結果としてはTendo選手が完全勝利で終わった今大会。とくに第1レースでは7番手からの優勝ということで、まさしく快挙といえるのではないでしょうか。

初のグランツーリスモ7、初のニワカラボ・スタジオ以外での配信で、無事に開催できるかどうか不安もありましたが、方々のご協力もあり大きなトラブル無く実施できました。ご参加・ご視聴ありがとうございました!

第28回ニワカゲームス杯:フィッティパルディEF7ワンメイク

第28回ニワカゲームス杯

毎月開催しているグランツーリスモSPORTのオンライン大会「ニワカゲームス杯」、今回はグランツーリスモ7の発売直前ということで、「ありがとうGTS杯」と題して実施しました。

フィッティパルディVGTワンメイク

グランツーリスモSPORTを使っての最後のニワカ杯となる(であろう)今回、使用車両は「フィッティパルディEF7 VGT by ピニンファリーナ」です。

EF7は、元F1ドライバーのエマーソン・フィッティパルディ氏と、フェラーリ等の車両デザインで知られるピニンファリーナの共同で開発されたマシンで、「チャンピオンシップ・レースカーのハンドルを握る感覚」を広く伝えるべく開発されました。サメをモチーフとしたデザインで、フェラーリとも近しい雰囲気があります。

フィッティパルディEF7 VGT by ピニンファリーナ

グランツーリスモ用にデザインされた車両でありながら実物も生産され、そのオーナーはフィッティパルディ氏からドライバートレーニングを受講できる特典付きという話題性に富んだマシンです。

グランツーリスモ7にEF7が収録されない可能性があるとのことで、グランツーリスモSPORTでの締めくくりとして今大会に採用しました。

第1レース

レースの舞台は日本を代表するサーキットのひとつ「富士スピードウェイ」。世界でも有数のロングストレートは全長1.5km、フィッティパルディEF7を使用すれば最高時速は300キロを超えます。

というわけでフェラーリもどきが出てきます
情報が多すぎる問題
総勢8台のフィッティパルディVGTで第1レース開始!
第1コーナーでニワカゲームスメンバーの航太朗君が2番手に浮上
ニワカゲームス杯では何度も優勝経験のあるrain_digo選手、ブレーキの遅れで前走車を回避してコースアウト
1周目からトップ独走のJUN-_-JEEEEN選手
ファイナルラップ、後方では黄色のマシン同士で熱いバトルを展開
JUN-_-JEEEEN選手がポール・トゥ・ウィン!

第2レース

視界に入るだけで相手を惑わせるようなカラーリング
トヨタとスバルのハイブリッド車(謎)
参加者9名で第2レース開始!
スタートダッシュで航太朗君が前に出るものの、インの隙を突いてrain_digo選手がポールを死守
2周目、第1コーナーで高浪君がコースアウト
3周目にはyuki314253選手も同様にコースアウト、時速300km超えのハイパワーマシンはブレーキのタイミングも難しい
第1レースでは辛酸を舐めたrain_digo選手が終始リード
そのまま逃げ切りで優勝!

レース結果

第1レース

優勝 JUN-_-JEEEEN
2位 thionf-s
3位 kohban31

第2レース

優勝 rain_digo
2位 kohban31
3位 LabyrinthKingdom

第1レースではJUN-_-JEEEEN選手が圧倒的な速さで勝利。第2レースでは、第1レースで惜しくもアクシデントにより順位転落したrain_digo選手が雪辱を晴らすように勝利。

パワーがある分、扱いが難しい部分もあるフィッティパルディVGTで波乱含みのレース展開となりましたが、勝者は過去優勝経験ある二人でさすがの実力を見せつけた形となりました。

次回ニワカゲームス杯はおそらくグランツーリスモ7での開催!日時は3月26日(土)を予定しています。ニワカ杯も新しく生まれ変わるかも…?