JEGT2024開幕戦、エンタテ!区LEGENDSはチーム力を見せ7位に

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

JEGT2024開幕!

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2024シリーズ)が開幕しました!

今期も競技タイトルは「グランツーリスモ7」(PlayStation5/PlayStation4)。賞金総額も引き続き500万円となっています。

下位リーグとして「チャレンジリーグ」が新設され、企業対抗戦と差別化が行われました。トップリーグの下位チームとチャレンジリーグの上位チームは、シリーズ終了後に入れ替えが行われる予定です。

前期ではぎりぎりトップリーグ残留となった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)。今年は新監督として瀬田凛(せたりん)、副監督に堤口直斗(つつみぐちなおと)が就任する等、チーム体制の大幅な変更があったため、まずは基盤づくりの年として、チーム強化およびトップリーグの残留を目指します。

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チーム車両は「マツダ RX-VISION GT3 CONCEPT」

総合的にハイスペックな反面、扱いづらさの目立つRX-VISION(通称「マブイ」)。このマシンをどれだけ乗りこなせるかが勝敗の分かれ目になる…?

スーパーラップ:岩田和歩

岩田和歩,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

事前予選として実施されたスーパーラップは岩田和歩(いわたかずほ)が担当。チームのエースが先陣を切ります。

開幕戦は世界屈指のテクニカルサーキット「鈴鹿サーキット」が舞台。1周だけのタイムアタックにより順位が決まるスーパーラップの難易度に拍車がかかります。

いくつかのミスのより、9番手という手痛い結果に。世界大会経験者であっても一筋縄にはいかない予選形式に、本戦でどうリカバリーしていくか?早速チーム力を試される出だしとなりました。

ハイパースプリント:田代寛朋

田代寛朋,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

今シリーズから本競技として採用されたハイパースプリントは、ごく短い周回数で競うレースです。
ラウンド1は鈴鹿サーキットをわずか2周。ただでさえ抜きどころの少ないコースで、チャンスはかなり限られています。

担当ドライバーは前期から継続出場の田代寛朋(たしろひろとも)。「菩薩スマイル」と言われる表情を湛えSNS上で話題にあがる田代選手ですが、競技に挑む際は極めて真剣です。

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恰好のオーバーテイク(追い抜き)ポイントである第1コーナーでライバルに並びかけるものの、抜き去るには及ばず。「1コーナーで無理なら後は無い」という田代選手の言葉通り、そのまま順位変動無くチェッカーフラッグとなりました。

決勝レース:大原悠暉

大原悠暉,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

JEGTグランプリ開幕戦、決勝レースは今期ドラフト会議を経て新加入した大原悠暉(おおはらゆうき)が担当。今ラウンドの総合ポイントを決める大一番に、早速の大抜擢です。

硬さの違う3種類のタイヤを使用しなければならない決勝レース、上位スタートのチームはグリップ力のあるソフトタイヤで逃げ切り、後方スタートチームはハードスタートで後半に追い上げるのがセオリーです。
スーパーラップの結果をもって9番手スタートとなるエンタテ!区 LEGENDS、あえて上位チームがとる戦略を採用。ミディアム→ソフト→ハードという順番でタイヤを交換していきます。

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常に独走を維持、理想的な展開に

タイヤの硬さによって周回できる回数に違いがあるため、ピットインするタイミングも変わってきます。周囲と違うタイヤ戦略をとることでタイミングをずらし、単走状態を作ることで余計なバトルを避け、安定したタイムを維持することが可能です。

当然ながら周囲も似た戦略を取っていれば水の泡ですが、この奇策ともいえる作戦が奏功し、最終的には6位でフィニッシュ。3ポジションアップの快挙!

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総合7位

スーパーラップ、ハイパースプリント、決勝レースの各ポイント合計により、ラウンド1の総合順位は7位となりました。

スーパーラップ時点での順位では絶望的かと思われましたが、逆境を利用した作戦立案、それを実行するためのチーム練習等、開幕戦にしてチームの総合力が試される内容になったかと思います。

今シリーズはさらに強い団結力を見せる「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」。チームの基盤づくりを目指し、残る2戦も進化し続けます!

ラウンド2配信はこちら

藤奈々樹、2024全国eスポ佐賀GT7福岡県代表に選抜!

GT7全国大会、県代表決定

SAGA2024 国スポ・全障スポ」(国体)の文化プログラムとして開催される「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」グランツーリスモ7部門の福岡県代表決定戦が行われました。

18歳以上を対象とした「一般の部」、18歳未満の「U18の部」それぞれ上位1名だけが県代表となる狭き門。当クラブからは、小学6年生の藤奈々樹(とうななき)君がU18福岡県代表の座を勝ち取りました。

藤奈々樹,eM福岡

昨年は惜しくも出場権を取り損ねた奈々樹君、2度目の挑戦にして早くも福岡県代表です!

昨年のクラブ加入時にはまだレース慣れしておらず、小学生らしい精神面の弱さも見受けられましたが、最近は様々な大会にも挑戦し、自分より速いドライバー達と戦い続けることで力をつけてきました。

eモータースポーツ福岡,eM福岡,練習会
当クラブの練習会では、上級者に質問したりドライビングを直に見ることで学んでいます

12月上旬に予定されている本大会では、各エリア・県代表とのレースが待っています。ほとんどの代表選手は中高生で年齢的なギャップはありますが、そんなことは気にせず全力で臨んでほしいと思います。

クラブメンバー結果

高浪翔:一般の部 福岡県代表決定戦 3位
吉田航太朗:一般の部 福岡県代表決定戦 4位
堤口直斗:一般の部 福岡県代表決定戦 辞退
田代寛朋:一般の部 福岡県代表決定戦 辞退
龍翔太郎:一般の部 中国エリアチャンピオンシップ 3位(広島県2位)
藤奈々樹:U18の部 福岡県代表選出
深川湧介:U18の部 福岡県代表決定戦 4位
立石貴大:U18の部 佐賀県代表決定戦 3位

実車レースの第一歩、深川湧介カートレース初参戦

深川湧介,レーシングカート

高校1年生、レーシングカートデビュー戦

中九州カートウェイ(熊本県山鹿市)にて、メンバーの深川湧介(ふかがわゆうすけ)君がレーシングカートのレースに初挑戦しました。

eM福岡に加入して5年目、当初から実車レース業界で活躍したいという夢を持っていた湧介君。5歳程度から参戦できるカートレースの世界において、高校1年生(16歳)はかなり遅咲きではありますが、購入したばかりのマイカートを前に終始緊張と興奮が入り混じっている様子でした。

深川湧介,レーシングカート
親子で入念にマシンをチェック

MAX-Lights、6台でのレース

今回は、エンジンの種類で分けられた「YAMAHA-SS」「MAX-Lights」「MAX-Masters」の3クラスでレースが行われます。湧介君は中間の速度帯である「MAX-Lights」に出場。
余談ですが、最もエンジンパワーの高い「MAX-Masters」のマシンはハンドルが重すぎて操作できなかったそうです。

練習走行、タイムトライアル、予選レース、決勝レースという構成で進行された今大会、湧介君は予選の結果5番手スタートとなりました。

中九州カートウェイ,レース,MAX-Lights,レーシングカート
計6台のレース、右側の一番後ろが湧介君(緑白の車両)

マシントラブルで無念のリタイア

予選レースの段階で4位に迫る場面も多々あったため、当人も1ポジションアップを意気込んでいました。出だしは好調で4番手に迫る勢いだったものの、開幕数周で突然のペースダウン。そのまま走行不能でリタイアとなってしまいました。

中九州カートウェイ,レース,MAX-Lights,レーシングカート
エスケープでカートを降りる湧介君

レース終了後、後輪を駆動させるためのチェーンが切れていたことが判明。レース中に何等かのパーツがコース外に飛んでいく場面がありましたが、どうやら予選走行中に縁石に乗り上げたことが原因で、スプロケット(チェーンの回転を伝える歯車)の歪みとチェーンへの損傷が発生したようです。

スプロケットを見るとチェーンが無くなっているのがわかります
深川湧介,レーシングカート,中九州カートウェイ
新しいパーツに交換し、丁寧にメンテナンスをする湧介君

初レースでマシントラブルによるリタイアという苦々しい結果に終わったものの、当人は取り乱すことなく平然とした様子でした。競技の世界では、何事にも動じない精神力も重要です。内心こそ分かりませんが、穏やかそうに見える湧介君の強みかもしれません。

普段活動しているeモータースポーツの世界でも、車同士や壁への接触で損傷が発生することはありますが、そこはやはりゲームの話。現実世界では些細な事でも物理的に影響が残り続けます。「実車ならでは」の出来事として楽しんでいたようにも見えます。

プロドライバーへの一歩として、この経験を活かしてほしいと思います。

レースリザルト

エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023は総合8位でトップリーグ残留

JEGT2023シリーズ最終戦

1月14日、国内最高峰の賞金付きeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」シリーズ最終戦が開催されました。

舞台は昨シリーズに引き続き東京オートサロン(千葉・幕張メッセ)。超満員の観客を前に、シリーズ総合優勝を懸けたレースが行われました。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン,幕張メッセ
満席で立ち見客も大勢
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,瀬田凛,吉田航太朗,ステージ入場
カーナンバー127を表しています

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)のドライバーは岩田和歩(いわたかずほ)、瀬田凛(せたりん)、そして今期ドラフト加入した吉田航太朗(よしだこうたろう)が初出場です。

リーグ降格の危機

来シリーズにおける、トップリーグと下位リーグ(企業対抗戦)のチーム入れ替えが懸かった最終戦。エンタテ!区 LEGENDSのラウンド2までの総合順位は7位。2チームずつが入れ替え対象となるため、リーグ残留ぎりぎりの状態です。

総合ポイントは他チームの順位に拠るところも大きいため、針の穴を通すような可能性として総合優勝も無くはないのですが、ともかくリーグ残留を目指して少しでも上の順位を狙います。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,吉田航太朗,岩田和歩,瀬田凛,機材調整
入念に機材チェックと調整
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ドライバー交代練習
タイムに関わるため、ドライバー交代の練習も必要

圧倒的不利の車両相性

エンタテ!区 LEGENDSが今期の車両として選んでいた「マクラーレン 650S GT3 ’15」は、もともとラウンド2の雨天スパ・フランコルシャンでの優勝を狙ってのチョイスでした。

しかし思惑外れ、雨が有利とされていたレースでほとんど降らず、表彰台どころか惨敗を喫してしまいます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2
ラウンド2、コースアウトで一時最下位に転落する場面も

ラウンド2に焦点を当てていたため、最終戦のモンツァ・サーキットとの相性は度外視していました。チームのドライバー全員が無難に乗れるクルマという選択基準でもあり、突出した性能の無い弱みを持って戦うことになります。

スーパーラップ:岩田和歩

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グランツーリスモ世界大会経験者である岩田選手がスーパーラップを担当
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,練習走行
ラリーゲームでも世界大会に出ている岩田和歩、ボンネット視点で走行
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ
1分46秒761と伸び悩み
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,スーパーラップ結果
予選は8位

最終レース

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シリーズ最後のレースは瀬田選手がスターティングドライバー
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,練習走行
実車レースにも参戦する等、精力的に活動している瀬田凛
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,決勝レース
2周目にして最後方に離される苦しい状況

序盤の荒れやすい展開を見込み、ロスを最小限にするためハードタイヤでスタートする作戦。その最短スティントを務める瀬田は6周目でピットイン、岩田選手と交代します。

エースドライバーである岩田が、最も長く使うことになるミディアムタイヤを担当。大きな動きは無く、最後尾のまま16周目に再びピットイン。最終スティントを務める吉田選手と交代し、ソフトタイヤで走行します。

慣れない機材のせいかコースアウトする場面もあり、終始最後尾を走る形となって結果は10位。暫定での総合順位は9位となりました。

後日発表でリーグ残留

しかし後日の審議結果により他チームへのペナルティ(タイム加算)が課され、ポイント合計が変わって順位変動。まさかの総合8位となり奇跡のリーグ残留となりました。

最終戦で全く太刀打ちできなかった苦々しさから反転、ひとまずは安堵の雰囲気に。

2023シリーズ振り返り

今回で5回目の出場となったJEGTグランプリ。なかなか思惑通りに運ばない展開となってしまいましたが、様々な課題も見えたシリーズとなりました。

来期はこの反省を活かし、チーム体制の見直しと強化を図ります。1年間、応援ありがとうございました!

チームの結果としては残念でしたが、大会の規模感や会場の雰囲気等を見ると、eモータースポーツが年々発展しているのがよくわかります。地元福岡でもこの熱気を味わっていただけるよう邁進してまいります。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,相田将希,瀬田凛,岩田和歩,吉田航太朗
現地ではデータエンジニア相田将希(あいだまさき)が荒木監督の代理を務めました

「ハナキン☆イーエムVol.53」にて、出場ドライバーによる最終戦の振り返り配信を行いました↓

エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023第2戦は天候に嫌われ再び6位

JEGT2023ラウンド2

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)ラウンド2が開催されました。

開幕戦では6位となった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)、シリーズ入賞を目指すために一度は表彰台を取っておきたいところ。

天候変化のあるレース

2戦目の舞台はベルギーに実在するサーキット「スパ・フランコルシャン」。山あいに位置するため天気や気温が変わりやすく、独特な気候から「スパ・ウェザー」と称されています。

今回はその「スパ・ウェザー」を再現するようなレース設定となっており、「必ず雨が降る時間」と「降るかどうかわからない時間」が織り交ぜられています。
路面に雨水が溜まると当然レインタイヤでなければまともに走れなくなるため、雨雲レーダーを使って先々の天候変化を予測し、タイヤ交換の判断をすることになります。

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雨に強いマクラーレン650S

「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」のチーム車両「650S」は、雨が降ることによるデメリットを受けづらい利点があります。雨が降り続くほど有利と言え、国内トップクラスのドライバーが集うトップリーグにおいても表彰台を狙うことは十分可能です。

スーパーラップ:瀬田凛

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予選スーパーラップは瀬田凛(せたりん)が担当。一発勝負のタイムトライアル予選で、レーススタート時のグリッド順が決まります。

タイムは「2分15秒266」で5番手。練習時の平均値にかなり近いタイムが出ており、大きなミス無く安定感ある走りを見せつけました。

まずまずのポジションですが、ソフトタイヤでの走行は他の車種に比べると別段有利ではないため、妥当な順位と言えます。

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ヒート1:佐久間輝

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第1レースは今期新加入した佐久間輝(さくまひかる)が担当。本人の強い希望もあり、ラウンド2での出走となりました。

スーパーラップの結果、5番手スタートとなったエンタテ!区LEGENDS。今レースでは必ず雨が降る設定のため、タイミングを見計らってピットインすることになります。

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2周目、シケインの進入で並ばれ2台に抜かれる事態に
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP3,スパ・フランコルシャン
3周目には7番手までポジションダウン
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5周目、雨用タイヤに交換するが…

雨が降ってきてからはピットイン組とステイアウト組に分かれる状態に。半ば雨乞い状態のeM福岡は当然レインタイヤに交換します。

しかし予想以上に早く雨が上がり、濡れた路面をスリックタイヤで走ったほうがピットストップのタイムロスよりも速いという結果に。まさにスパ・ウェザーに翻弄される形となってしまい8位でフィニッシュ。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:堤口直斗

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第2レースは堤口直斗(つつみぐちなおと)が出走。8番手スタートというかなり苦しい状況、下位リーグへの降格を避けるためにも、ひとつでも順位を上げてゴールしたいところ。

激しい雨が降る中でのスタートとなったヒート2、降り続けるほどeM福岡にとっては有利ですが、2周目には早くも雨雲の切れ目が見えてきました。高速コーナーのブランシモンでコースアウトしてしまい、最下位まで転落してしまいます。

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可能な限り車速を残したいブランシモン、コースアウトするとグリップ低下によるスピードダウンは免れない

8周目、再び激しい雨が降り始め、6位までポジションアップ。最終的に5番手の真後ろまで迫るものの、やはり立ち上がり加速の弱さが仇となってそのままフィニッシュ。結果的には8位から6位に上がりましたが、いまいち噛み合いが良くない展開となった印象です。

「ハナキン☆イーエムVol.47」にて、堤口選手による振り返りを配信しました↓

最終戦、東京オートサロン

今シリーズは現在総合7位となっているeM福岡。次戦はいよいよ今シリーズの最終戦です。

2024年1月14日(日)、恒例となってきた東京オートサロンで開催!国内トップドライバーたちの走りをぜひ間近に御覧ください!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン2023
JEGT2022シリーズ最終戦会場となった東京オートサロンのイベントホール(準備中の様子)

エンタテ!区LEGENDS、JEGTグランプリ2023開幕戦は6位

JEGT2023開幕

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)がついに開幕となりました!

今年も賞金総額は500万円!使用タイトルは全戦「グランツーリスモ7」(PlayStation5/PlayStation4)となり、前シリーズよりさらにレベルアップした大会になること間違いなし!

我々eモータースポーツ福岡は、今期もRKB毎日放送株式会社様とのメディアパートナーシップを継続、「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)として出場します。

最先端テクノロジーで進化し続けるエンターテインメントの世界をご紹介する「エンタテ!区 テレビが知らないe世界」は毎週水曜24:55から放送しております。夜更かしのお供に、または録画で御覧ください。(宣伝)

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,チームロゴ
eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,マクラーレン 650S GT3 '15
チーム車両は「マクラーレン 650S GT3 ’15」

扱いやすさ・コーナリング性能・最高速度が利点の650S。加速には難があるので、コーナーでしっかり差をつける展開をしていきたいところ。

スーパーラップ:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ

予選スーパーラップは堤口直斗(つつみぐちなおと)が担当。レースのグリッド順が決まる重要なタイムアタックです。

結果は「1分58秒519」で5番手。走行後の堤口選手曰く、「50点の出来」とのこと。スピンを防止するためアクセルを遅らせてしまい、タイムに響いてしまったようです。

前半は全体ベストタイムが出ており一見良さそうに見えますが、650Sの特性上、本来はもっと良いタイムが出るところ。

スーパーラップは一発勝負であるがために、スピンやコースアウト、ペナルティなどの「即アウト」な状況を避ける必要があります。しかし安全な走りをしてしまうと良いタイムが出ないのがこの競技の難しいところです。

スーパーラップ オンボード映像↓

ヒート1:田代寛朋

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋

ヒート1(第1レース)は、今期新加入した田代寛朋(たしろひろとも)が担当。本来は吉田航太朗(よしだこうたろう)が出走する予定でしたが、大会数日前から高熱を発症し、やむなく休場となりました。

代走役となった田代選手、MR系の車種には乗り慣れていることもあってか、まずまずのペースでポジションをキープ。2周目の終盤、後方のNISSAN TRUST(35号車)がコースアウトする事態もあり、少し余裕のある展開に。

しかし3周目から徐々に前方集団より離され、5周目にはSPK TC CORSE(105号車)に追いつかれてポジションダウン。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
5番手を争うデッドヒート

残る周回では後続を抑える場面もありながら6位でフィニッシュ。

結果的に順位を落とすことになったものの、代走者として、さらにトップリーグ初出走というプレッシャーの中、最後まで走り切った田代選手にとっては確かな手ごたえと良い経験になったようです。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:岩田和歩

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩

JEGT2023開幕戦、最終走者を務めるはチームのエース岩田和歩(いわたかずほ)。6番手スタートなので「全戦5位以上」というチーム目標を達成するには、少なくとも1ポジションアップしなければいけません。

ヒート2はタイヤの使用義務があり、ミディアム・ソフトの両方を使う必要があります。ソフトタイヤはグリップが高いため速く走れるものの、摩耗しやすいため長く使用することはできません。一方ミディアムは寿命こそ長いものの速度は出ないので、なるべくソフトタイヤを長く使いタイムを稼ぐことが重要です。

大多数のチームと同様、ミディアムタイヤでスタートしたエンタテ!区 LEGENDS、6周目でピットインすると5番手で復帰。後方を走るKOSHIDO(12号車)とのバトルを余儀なくされます。

9周目、第2コーナーでの飛び込みを許してしまい、6位へポジションダウン。650S持前のコーナリング性能とタイヤの摩耗差で追いつくことはできるものの、加速段階で離されなかなかオーバーテイクに繋がりません。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
何度も目と鼻の先まで迫るが…

ファイナルラップ、最後の賭けとしてシケインの飛び込みを遂行するものの、狭い道幅で押し出される形となり、後続車にも追い抜かれ7位でフィニッシュ。審議の結果、後日の正式発表で6位となりました。

岩田選手曰く「3時間は語れる」という展開になったヒート2、総合優勝につながる獲得ポイントも大きいため、とくに白熱したレースでした。

ヒート2 オンボード映像↓

将来を見据えたシーズン

初戦から担当ドライバーの病欠という不測の事態に見舞われたものの、何とかダメージを最小限にできたように思います。

全戦5位以上という目標は初戦にして崩れ去ってしまいましたが、実は表沙汰にしていないチームの取り組みがあります。それはどちらかというと今期優勝するためというよりも、チームの体制づくりや強化・育成に重きを置いています。
秘伝のタレを作っているようなものなので口外しませんが、本ラウンドでも大いに学ぶところがあったので、いつか結果として返ってくると信じています。

ラウンド2は11月18日(土)開催!国内最高峰のバーチャルレース、引き続きお楽しみください。

JAF九州全土+沖縄オンライン講演会・体験会を実施しました

JAF九州様 講演会

JAF(日本自動車連盟)九州本部・福岡支部様にて、九州・沖縄の全事業所を繋いでのオンライン講演会・体験会を実施しました。

昨年末からJAF様より「eモータースポーツの発展に力を入れたいが、情報・知識が無いため理解を深めたい」とのご相談をいただき、まずは触ってみるのが一番ということで、eM福岡が活動拠点で実施している体験会にご案内!

ファンゲームスにて実施した体験会の様子

普段はロードサービスやモータースポーツのライセンス発行などに従事している皆様も、高いドライビングテクニックが要求されるeモータースポーツに苦戦する様子も見受けられましたが、終始和気あいあいとレースを楽しんでいただきました。

九州全土+沖縄を繋いだオンライン研修

講演会ではeスポーツおよびeモータースポーツとは何か、eM福岡のビジョンや活動内容も含めてご紹介。

体験会パートでは、店舗での体験会に参加できなかった皆様にもご参加いただき、実写と見紛うリアルな映像、近年で大幅に進化したハンドルコントローラー・ペダルのフィーリング、スポーツドライビングの難しさ・面白さを直に体感していただきました。

講演会の様子
初めてeモータースポーツに触れる職員の皆様
バーチャル世界の最前線で活躍するドライバーのエキシビジョンレースも披露

JAF様の中でもeスポーツ熱が高まってきたとのことで、eモータースポーツを新しいエンターテインメントとして発信し、文化として定着させるという目標に大きく近づいたと実感します。

今後ますます盛り上がること間違いなしのバーチャルレース界にご期待ください!

JAF様の記事はこちら↓
グランツーリスモ世界3位の驚愕の走りを観戦!eモータースポーツ体験会を開催しました

JEGTグランプリ2022、eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSは総合7位

JEGT最終戦!

「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」(JEGTグランプリ)2022シリーズ、最終戦であるラウンド3が東京オートサロン2023のイベントステージにて実施されました。

今年はウイルス対策としての規制も緩和され、会場では多くの来場者様に観戦していただきました。

開会前のイベントホール、閉会時には満席に近い賑わいとなりました

最終戦はGT7、不利な状況でのレース

JEGTグランプリにおけるチームの使用車両は、2022年8月のエントリー時点で決めなければいけませんでした。当時は最新作の「グランツーリスモ7」(以下GT7)が発売されて日が浅く、最終戦で使われるのが前作の「グランツーリスモSPORT」(以下GTS)となる可能性もありました。

エントリー時点で大会の使用コースも発表されており、コースとの相性を照らし合わせて車両を選ぶことはできました。しかしGTSとGT7ではゲームの挙動が異なり、同じ車種でも性能が違います。つまり、半年先にどちらのゲームが使われるのかを見越して車両選択する必要があります。

またドライバーによって使いやすい・使いにくいクルマがあるので、チーム内の誰もが難なく操れる車両であることも重要です。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ビートルGr.3,グランツーリスモ7
eM福岡の使用車両はフォルクスワーゲンのビートルGr.3(グループスリー)、突出した性能は無いが乗りやすい

最終戦がGT7で行われると発表されたとき、チーム内では不安の声が上がりました。エントリー時点では優勝も狙えると思われていたビートルが、ゲームの度重なるアップデートでかなり弱体化していたのです。

事前のシミュレートにおいても、ストレートスピードが伸びず、スリップストリーム(前走車を風よけに使い、気圧の差でスピードアップする)を利用しても他の車種を追い抜けないと分かりました。

しかも最終戦の舞台はホームストレートが極端に長い「富士スピードウェイ」。第2戦まで総合7位でなんとか繋いできたチーム内では、どう考えても上位入賞は無理という、早くも敗戦ムードが漂いました。

しかし「レースはゴールするまで分からない」と言われるように、まずは自分達がベストを尽くすことこそ重要です。最初から諦めているのと、ライバルの隙を虎視眈々と狙い続けるのは、万一のチャンスを活かせるかどうかが決定的に変わってきます。

選手が普段使っているものと機材が違うので、時間ある限り練習走行で慣らします
荒木祐樹、國分諒汰、岩田和歩の3名、いずれもグランツーリスモ世界大会出場・入賞経験のある猛者

7番手スタート、8位フィニッシュ

第3戦のスターティンググリッドは、事前の予選スーパーラップ(1周のみのタイムトライアル)によって決められました。チームの大黒柱である荒木選手が担当、不利なマシンでありながら7位をマーク。

本戦第1走者は岩田選手。堅実な走りを見せるものの、前走車とは3秒以上の差がついた状態でピットイン。國分諒汰にドライバーチェンジします。

ピット作業でタイムロス

JEGTにおけるドライバーチェンジは、ゲーム内でピットインしてから実際にドライバーが交代します。交代と共にタイヤも交換しなければいけないので、次のドライバーが使用するタイヤを選択します。

あとで判明することですが、タイヤ選択のタイミングを正確に把握していなかったことにより、大幅にタイムロスをすることになりました。
ルール上「次のドライバーがタイヤを選択する」となっているのですが、チームの誰もが「シートに座ってから操作しなければならない」と勘違いしていました。(おそらく前シリーズまでのルール)

これによりトータル15秒ほどロスしていたのです。

混線でピット内騒然

ステージ上のドライバーとピットブースは、トランシーバーによりピットインの指示や状況の伝達等が可能です。話す時には胸元のボタンを押しておく必要があるので、基本的にドライバーが発言することはありません。

しかし國分選手の走行中、ピットの無線機が声を拾います。しかも何を言っているのか全く聞き取れない状態で、國分選手が何等かのトラブルに遭っているのかと騒然となりました。

結局解決できないままドライバーチェンジのタイミングとなり、最終走者の荒木選手が出走します。戻ってきた國分選手によると一切発言していないとのことで、他のチームラジオと混線していることが判明しました。(レース自体に支障は無く、ただピットが慌てただけですが)

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ピットブースからの視点(リハーサルの様子)

ファイナルラップの攻防空しく

交代時に同じタイヤを選択してしまうという壮絶なピット作業ミスにより、一時最後尾まで順位を落としていた「EVANGELION e-RACING with 広島マツダ」。終盤ではその真後ろに付く状態に。

しかし予期していたとおり、スリップストリームを使っても追い抜くことができず、サイド・バイ・サイドの激しい攻防を繰り広げます。ファイナルラップまでもつれ込みましたが、順位は変わらず8位でフィニッシュ。

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わずか0.07秒の差

総合7位

審議の結果、多数のチームにペナルティが入り、トータルタイムが加算される形に。eM福岡は7位となりました。シリーズの累計ポイントによる総合順位も7位となり、残念ながら賞金を獲得することはできませんでした。

レースの結果は振るいませんでしたが、会場にはチームを応援するサポーターの姿がありました。4年前、「ニワカゲームス」として全く無名な状態からスタートしたことを想えば、確実に進歩してきたと感じます。

ご支援・ご協力いただいた皆様に、感謝と御礼申し上げます。来シリーズ、再チャレンジしたいと思います。

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応援ありがとうございました!

エンタテ!区LEGENDS、JEGT第2戦は8位で総合7位に

JEGT第2戦

賞金総額500万円をかけた国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRANDPRIX 2022 Series」第2戦が開催されました。

競技タイトルは引き続き「グランツーリスモSPORT」、今回は大分県に実在する「オートポリス」が舞台となるレースに挑みます。

第1戦は5位(全10チーム)で終わった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)」。上位入賞するにはもう一歩上がっておきたいところ!

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予選結果を引きずり8位に

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ラウンド2に出場するドライバーは鈴木彰馬、堤口直斗、岩田和歩の3名

第1レースのスターティンググリッドを決める、一発勝負の予選スーパーラップは鈴木彰馬(すずきしょうま)選手が出走。
序盤は好調な走りだしを決めたものの、最終コーナーで危うくショートカットペナルティとなるようなミスをしてしまい、結果は8番手に。

8位スタートとなった第1ヒートは堤口直斗(つつみぐちなおと)選手が出走。序盤こそ前走車に並びかける展開を見せるものの、抜ききることができずそのままレース終了。順位は変わらず第2ヒートに託すこととなりました。

最終走者は岩田和歩(いわたかずほ)が担当。ダート覇者の力がこの土壇場でどこまで通用するのか…?

堅実に走りぬいた岩田選手、ひとつ順位を上げて7位でフィニッシュ。しかしピットイン時のホワイトラインカット・ペナルティを取られてしまい、結果は8位に。

トータルタイムに3秒加算のペナルティ
総合ポイントランキングでは7位に転落

最終戦はオートサロンで!

1月14日(土)に控える第3戦は「東京オートサロン2023」のステージイベントとして開催されます!

前シリーズの最終戦と同様、リアルタイムでのドライバー交代が見ものです。オフライン大会ならではの臨場感をぜひお楽しみください。
JEGT公式:【大会情報公開】JEGT 2022シリーズ ROUND.3(東京オートサロン大会)

これ以上のランクダウンはトップリーグ降格の恐れもあるeM福岡の運命は…?

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新たにスポンサーロゴを追加して最終戦に挑みます

JEGTグランプリ2022開幕!エンタテ区LEGENDS、第1戦は5位

JEGT2022開幕

リアルとバーチャルの融合によって新たな魅力を引き出す、国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズがついに開幕!

使用タイトルはグランツーリスモの前作「グランツーリスモSPORT」。実車の世界でも活躍するレーシングチームや自動車関係企業チームと肩を並べ、賞金総額500万円の大会に挑みます。

当方も「eモータースポーツ福岡」として6月に独立してから本大会出場に向け多方面と調整を重ね、無事に出場権を得ることができました。
出場権に関してご協議いただいた運営元のNGM株式会社様、メディアパートナーのご提案をご快諾いただいたRKB毎日放送株式会社様、プロモーターとして数多ご協力いただいている株式会社delight様、クラブ独立時にいち早くご支援いただいたGMOペパボ株式会社様、活動拠点として場所を提供していただいているファンゲームス様、改めて御礼申し上げます。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

ラウンド1

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今回出場するのは瀬田凛(せたりん)、古屋公暉(ふるやこうき)、堤口直斗(つつみぐちなおと)の3名。

3名ともグランツーリスモの世界大会こそ出場経験は無いものの、様々な大会・イベントで優勝を飾る腕前の持ち主です。

個人的な話になりますが、かつてニワカゲームス時代にライブ配信イベントや練習施設へ遊びに来てくれていた彼らに代表選手として走ってもらうのは、思い起こせば感慨深いものがあります。

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今大会で唯一のチョイスとなったフォルクスワーゲンのビートルGr.3、一見レーシングカーらしからぬフォルムが注目されました

実車では存在しないレーシングカー仕様のザ・ビートル、実車レースのグループGT3に合わせて調整されたグランツーリスモのオリジナル車両です。癖が無く扱いやすい代わりに突出した部分の無い車両ですが、シリーズ全体を通して勝つために選択。

ちなみにゼッケン番号は、RKB毎日放送「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏の誕生日(1月27日)が由来です。プレゼントやお祝いメッセージ承ります。

スーパーラップ:瀬田凛

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安定した走りがウリの瀬田選手

レースのスターティング・グリッドを決めるスーパーラップ(1周だけのタイムアタック)を担当するのは、安定感を持ち味とする瀬田凛。

JEGTでは実車レースと同等の厳しい審判が入り、ショートカット等にはタイム抹消といった重大なペナルティが与えられることもあります。タイム抹消となると続くレースで最後尾スタートとなり、非常に不利な状態で戦うことに。

そこでペナルティ回避を最優先とし、安定して走り切ることを重視。ぎりぎりまで攻め込むことができないため速いタイムが出ないマイナス面もありますが、上記のとおりタイム抹消は何より避けなければいけません。
1周だけの走行のため、プレッシャーに打ち勝つ精神力も必要です。

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eM福岡(eMF_127)は5番手のタイムを記録
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審議の結果、ノータイムとなってしまったチームも

ヒート1:古屋公暉

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JEGT認定をAからSにランクアップさせてきた古屋選手

ヒート1(第1レース)は古屋公暉が担当。この1年で着実に力をつけ、JEGTが行う認定試験でAランクからSランクに昇格。その資格をもつのは日本で22名という実力の持ち主です。

瀬田選手から受け取ったバトン、次のレースのためにもポジションアップして終わりたいところ!

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4周目、スピンした前走車を回避してポジションアップ
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そのまま4位でフィニッシュ

ヒート2:堤口直斗

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こう見えて負けん気の強い男、堤口選手
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クラブの活動拠点であるファンゲームスからレースに参加(なぜか変顔)

普段はeM福岡のクラブキャプテンを務める堤口直斗。JEGT第1戦ではトリを務めるチームの総大将的なポジションです。
2021年初頭に北海道から福岡へ移住してきた彼ですが、今年は国体eスポーツGT部門で福岡県代表も勝ち取りました。

JEGTはポイント制で競われ、各ヒートの順位によってポイントが割り振られます。最も多くポイントを獲得したチームが総合優勝となり、今シリーズのチャンピオンとなります。
ヒート2はヒート1より獲得ポイントが多く、レースの周回数も多いため重要度がより高いものとなっています。まわりのチームも主将クラスが出走するため、必然的にハイレベルな戦いに!

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3周目、後続車にぴったりと張り付かれてプレッシャーのかかる状況
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高速コーナー”130R”を並走で抜けたためコースアウト気味に…
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続くシケインでオーバーテイクされてしまいます
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そのまま5位でフィニッシュ

第1戦:総合5位

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eM福岡は12ポイントを獲得、ぎりぎり賞金獲得圏内に留まることができました

開幕戦は総合5位ということで、まずまずの結果で終わりました。上位とのポイント差は大きいですが、残り2戦で入賞の可能性は十分あります。

次回、JEGT第2戦は12月3日(土)に開催!
ファンゲームスにて観戦会も実施予定です。福岡にお住まいの皆様、お待ちしております。(詳細はeM福岡の各SNSにて発信)

おまけ

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「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏と堤口選手のツーショット
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レース当日はファンゲームスで観戦会も実施しました