JEGT2025第3戦
国内最高峰の賞金付きeモータースポーツの団体戦「2025 AUTOBACS JEGT」グランプリシリーズ、ラウンド3が開催されました。
今回はオンライン開催ということで、各チーム拠点や選手自宅からの参戦です。eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)は、クラブの活動拠点よりオンライン参戦しました。
ハイパースプリント勝利
フォーミュラカー「SF23」を使用するハイパースプリントは前回に続き西谷翔真(にしたにしょうま)が担当。ほぼ同条件でのタイマン短期レースです。
コースは抽選の結果「インテルラゴス・サーキット」に決定。終始抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げ、勝負はコントロールラインぎりぎりまでもつれこみ、0.005秒差で勝利!ハイパースプリントでの初勝利を収めました。
ここまで2連敗を喫していた西谷選手にとっても、大きな1勝になったかと思います。
燃費レースに大苦戦
決勝となるセミ耐久レースの舞台はオーストラリアに実在する「マウント・パノラマ・サーキット」。パドックをぐるりと囲む直線区画とブラインドコーナーが連続する山間部という二面性を持つコースで、普段は公道としても使用されています。
今回はレギュレーション詳細(タイヤ摩耗倍率・燃料消費倍率)がレース直前での発表となり、事前練習が困難な中での挑戦でした。
19周のレースに対し燃料が厳しく、途中で大量の給油を必要とします。しかも給油速度がかなり遅い設定となっているため、チーム車両である「メルセデスAMG」にとってはかなり不利な戦いを強いられることとなりました。
燃料使い果たして7位
古屋公暉(ふるやこうき)が担当した予選スーパーラップの結果により、6番手でのスタート。
レース担当は堤口直斗(つつみぐちなおと)。旧友より受け取ったバトンを手に出走します。
前方2台のミディアムタイヤ勢を追う形でソフトタイヤを選択したエンタテ!区 LEGENDS。タイヤ有利な相手は早々に仕留めなければいけません。オーバーテイクポイントの限られるこのコースで、開幕からスパートをかけていきます。
1周目、まずは1台パスして5番手に。3周目には前方車両から譲られる形で4番手まで上昇。6周目では九州同士のバトルを繰り広げ、3番手まで上り詰めます。
最後は燃料切れになりつつ7位でフィニッシュ。AMG勢の最高位こそ3位を獲得したものの、燃費の厳しい車両は軒並み下位に沈むレースとなりました。
ポールスタートだったチャンピオンチームが下位に沈んでいることからも、その難しさが伝わるところです。それを踏まえれば、よく踏ん張った結果とも言えます。
総合6位、あと2戦
JEGT2025シリーズは早くも3戦が終了し、残すラウンドは2つ。現在の総合順位は6位。苦戦したものの前回よりひとつ順位を上げる形となりました。
次回、ラウンド4は11月30日(日)開催!