エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023は総合8位でトップリーグ残留

JEGT2023シリーズ最終戦

1月14日、国内最高峰の賞金付きeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」シリーズ最終戦が開催されました。

舞台は昨シリーズに引き続き東京オートサロン(千葉・幕張メッセ)。超満員の観客を前に、シリーズ総合優勝を懸けたレースが行われました。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン,幕張メッセ
満席で立ち見客も大勢
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,瀬田凛,吉田航太朗,ステージ入場
カーナンバー127を表しています

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)のドライバーは岩田和歩(いわたかずほ)、瀬田凛(せたりん)、そして今期ドラフト加入した吉田航太朗(よしだこうたろう)が初出場です。

リーグ降格の危機

来シリーズにおける、トップリーグと下位リーグ(企業対抗戦)のチーム入れ替えが懸かった最終戦。エンタテ!区 LEGENDSのラウンド2までの総合順位は7位。2チームずつが入れ替え対象となるため、リーグ残留ぎりぎりの状態です。

総合ポイントは他チームの順位に拠るところも大きいため、針の穴を通すような可能性として総合優勝も無くはないのですが、ともかくリーグ残留を目指して少しでも上の順位を狙います。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,吉田航太朗,岩田和歩,瀬田凛,機材調整
入念に機材チェックと調整
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ドライバー交代練習
タイムに関わるため、ドライバー交代の練習も必要

圧倒的不利の車両相性

エンタテ!区 LEGENDSが今期の車両として選んでいた「マクラーレン 650S GT3 ’15」は、もともとラウンド2の雨天スパ・フランコルシャンでの優勝を狙ってのチョイスでした。

しかし思惑外れ、雨が有利とされていたレースでほとんど降らず、表彰台どころか惨敗を喫してしまいます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2
ラウンド2、コースアウトで一時最下位に転落する場面も

ラウンド2に焦点を当てていたため、最終戦のモンツァ・サーキットとの相性は度外視していました。チームのドライバー全員が無難に乗れるクルマという選択基準でもあり、突出した性能の無い弱みを持って戦うことになります。

スーパーラップ:岩田和歩

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,ドライバー紹介
グランツーリスモ世界大会経験者である岩田選手がスーパーラップを担当
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩,練習走行
ラリーゲームでも世界大会に出ている岩田和歩、ボンネット視点で走行
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ
1分46秒761と伸び悩み
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,スーパーラップ結果
予選は8位

最終レース

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,ドライバー紹介
シリーズ最後のレースは瀬田選手がスターティングドライバー
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,練習走行
実車レースにも参戦する等、精力的に活動している瀬田凛
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND FINAL,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,決勝レース
2周目にして最後方に離される苦しい状況

序盤の荒れやすい展開を見込み、ロスを最小限にするためハードタイヤでスタートする作戦。その最短スティントを務める瀬田は6周目でピットイン、岩田選手と交代します。

エースドライバーである岩田が、最も長く使うことになるミディアムタイヤを担当。大きな動きは無く、最後尾のまま16周目に再びピットイン。最終スティントを務める吉田選手と交代し、ソフトタイヤで走行します。

慣れない機材のせいかコースアウトする場面もあり、終始最後尾を走る形となって結果は10位。暫定での総合順位は9位となりました。

後日発表でリーグ残留

しかし後日の審議結果により他チームへのペナルティ(タイム加算)が課され、ポイント合計が変わって順位変動。まさかの総合8位となり奇跡のリーグ残留となりました。

最終戦で全く太刀打ちできなかった苦々しさから反転、ひとまずは安堵の雰囲気に。

2023シリーズ振り返り

今回で5回目の出場となったJEGTグランプリ。なかなか思惑通りに運ばない展開となってしまいましたが、様々な課題も見えたシリーズとなりました。

来期はこの反省を活かし、チーム体制の見直しと強化を図ります。1年間、応援ありがとうございました!

チームの結果としては残念でしたが、大会の規模感や会場の雰囲気等を見ると、eモータースポーツが年々発展しているのがよくわかります。地元福岡でもこの熱気を味わっていただけるよう邁進してまいります。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,相田将希,瀬田凛,岩田和歩,吉田航太朗
現地ではデータエンジニア相田将希(あいだまさき)が荒木監督の代理を務めました

「ハナキン☆イーエムVol.53」にて、出場ドライバーによる最終戦の振り返り配信を行いました↓

”ニュルの神様”荒木祐樹、ホンダレーシングeMS2023総合4位

荒木祐樹、ホンダGT7大会出場

2023年12月10日、ホンダ・レーシング(HRC)によるグランツーリスモ7大会「Honda Racing eMS GT Grand Final 2023」が開催されました。

参加者20万人を超えるオンライン予選を1位通過し、18歳以上対象の「Challenge(チャレンジ)クラス」本大会に出場した荒木祐樹(あらきゆうき)のインタビューをお届けします。

荒木祐樹,DW-yuhki02,Honda Racing eMS GT Grand Final 2023

機材に苦戦したオフライン大会

■久々のオフライン大会ということで、全体的な感想
荒木:レース1は1位だったから良かった。レース2は練習時間が無かった。DDPROに触れる時間が少なかった。

■会場の雰囲気やいつもと違う機材について感想
荒木:機材のペダルを動かせることを知らなくて、(踏み込むのに)遠かった。下を見ていたのはそういうことです。

あとDDPROはフィードバックが弱かった。いつも使っているT-GTと比べて、曲げてるときのガタガタいう振動がこなくて、曲がってるのか曲がってないのかわからなかった。90度まで曲げたらやっと反応が来る感じです。気になったのはそこだけ。

ヘッドホンしてたから盛り上がってたかどうかわからなかった。人は結構いたから盛り上がってたんじゃないかな?
実況席の方も何言ってたかわからないし、聞き取れなかった。自分はハンコンとの闘いだったから、聞いてなかった。U17は盛り上がってたからよかったと思う。

Honda Racing eMS GT Grand Final 2023,会場
ホンダ・レーシングeMSグランドファイナル会場の様子

オンラインの仲間と現地交流

■オンラインでの10年来の友人と初めて会ったということで、その心境
荒木:兄弟みたいなもんです。付き合いが長いから、意見がよく合うんですよね。違和感も無く、想像通りだった。

■似た者同士という感じ?
荒木:イゴール(大村・フラガ選手)や諒汰(國分選手)とはちょっと違う感じですね。

■今回も「しらす組」と行動していたようだが、そもそも「しらす組」とは?
荒木:コミュニティではないし、飲み会の仲間みたいな感じですかね?チームでもなんでもないし。ただ俺らが悪ふざけでそういう名前にしただけで(笑)共感する仲間ではありますね。

■名前の由来は?
荒木:「ko sirrus(ケーオー・シラス)」っていう人をもじっただけで、普段穏やかな人なんですけど、怒ってたときの様子が怖かったんで、頭(かしら)と呼ばれ始めた。それが何だったのか(なぜ怒っていたのか)覚えてないですけど。

■集まってどういうことをしている?
荒木:ニュル(ニュルブルクリンク)走るだけですね。あとは他のゲームしたり。最近は公式戦とかは全くやらないです。SPORTのころはたまにやってましたけど。ゲームのパーティを開いてたら、自然と集まってくる感じですね。

荒木祐樹,しらす組,飲食店
「しらす組」で集い現地交流

ニュル市販車タイムトライアルが理由で参加

■最近はGT7の大会に出る場面が少ないが、今回参戦した理由
荒木:國分君から「ホンダのイベントあるよ」って言われて、自分は興味ないって言ったんですけど、「予選ニュルだよ」って言うから参加しました。

■市販車だったから参加した?
荒木:そうですね。さすがにフォーミュラとか言われたらいやですけど。

■フォーミュラ等のレーシングカーを好まない理由は?
荒木:目がついていかない。レーシングブレーキ踏んだ時にアンダー出るのが体に合わない。

■タイムトライアルで1位をとった感想
荒木:1位をとったからどうってのは無いですけど、イゴールに勝ってよかったかな。お互いの対抗意識みたいな感じですかね。

■他の人が1位だったら?
荒木:どうでしょうね?あのシビックに関してはいけるって自信があったんで。

■(ニュル同好会としての側面もある)しらす組の反応は?
荒木:いや別に。トップ4はオンラインで集まりましたけど、他の人は1周回ってゴールド取れれば(ゲーム内通貨が獲得できれば)いいやぐらいの感じだったんで。

荒木祐樹,イゴール・大村・フラガ,瀬田凛,國分諒汰,Honda Racing eMS GT Grand Final 2023,トロフィー,オンラインタイムアタック,チャレンジクラス,1位
肩を落とすイゴール選手と荒木祐樹、親友でありライバルでもある
荒木祐樹,Honda Racing eMS GT Grand Final 2023,トロフィー,オンラインタイムアタック,チャレンジクラス,1位
20万人の最速を証明するトロフィー

手の内をよく知る同士のレース

■レース参加者にはよく知る顔ぶれが集まったと思うが、その心境
荒木:まわりの人もトップ5くらいから争ってたんで、いいレースできたかなって感じですかね。

■レースとしてやりやすい?
荒木:まあ、やりやすいっちゃやりやすいですけど、お互いの手が見えてるってのがありますからね。

■手の内が知られていて駆け引きしづらい、戦略を立てづらいといったことは?
荒木:全然ないです。(裏をかいたりとか)それを考えてるのはイゴールくらいじゃないですかね。少なくとも俺はそういうのは無いです。

■イゴール選手や國分選手のような、仲の良い強豪プレイヤーと走る心境
荒木:正直に言うと、日本でやる大会だと緊張というか、なんだろうな、様子見はしないですね。ワールドシリーズのときはやりづらかったですね。(馴染みのない海外の選手と走るため)

第1レース1位フィニッシュ

■第1レースは1位となったが、その感想
荒木:ペースが遅くてごめんねという感じですね。ベストの0.6くらい遅かったです。

■鈴鹿とシビックの組み合わせはどうだった?
荒木:全然悪くない、自分的には嫌な組み合わせではなかったですね。良かったと思います。

■イゴール選手が常に2番手に迫っていたが、どういう心境だったか
荒木:うまいなーとしか思ってませんでしたね。それより3番手があんなに果敢に来るとは思ってませんでした。オフラインになったら急に来るから、ええーとなって。練習ではそんな感じじゃなかったんですけどね。

■意識的にブロックしていた?それとも相手が攻めてこなかった?
荒木:いやそれは無かったです。単純に自分のペースが悪かったのと、そういう展開になったからですね。あれはそういうレースだったんで。

■トップ5台ほど固まっていたが、どのあたりまで意識していた?
荒木:正直にいうと2~3番手までしか見てなかったです。何回も言いますけど、ハンコンに必死だったんで。

荒木祐樹,Honda Racing eMS GT Grand Final 2023,第1レース,優勝

機材セッティングと縁石に泣かされた第2レース

■第2レース予選が8番手タイムになったのは?
荒木:ペダルが届かないのと、肘がおなかに当たってカウンターが当てれなかったんですよ。自分で見ても一番遅いタイムでした。

■レッドブルリンクとNSXの組み合わせはどうだった?
荒木:正直嫌でしたね。1コーナー縁石めっちゃ跳ね返されるんですよ。あそこのペナルティがわかりづらい。

■何度かペナルティを受けていたのはその影響?
荒木:そこですね。

■表彰台は意識していた?
荒木:いや全然。

■目の前のレースに集中してた感じ?
荒木:はい。

今後の参戦は気分次第

■レーシングチーム監督としてドライバーからは一歩引いた感はあるが、興味のある大会があれば個人的に出場し続ける可能性はある?
荒木:今のところは。あとは自分の気分次第。

■今後の課題
荒木:レーシングカーに慣れる。Gr.4とかGr.3。今まで走れてたのがなんで走れないんだろうってのがあるので。ブレーキで頭入らないのが本当に嫌で、それはどうしようもないんですよ。

■今後大会やスポーツモードに挑戦する人に向けて
荒木:出るなら練習したほうがいいのと、言動には気を付けましょうというくらいですかね。言動が良くないと良く見られないじゃないじゃないですか。
ただ走ってるだけじゃダメなんで、一人で走るんじゃなくて、大会出ない人も誘って走るのがいいんじゃないかなと思いますね。


今大会の実況役であるピエール北川氏からも「ニュルの神様」と言われる腕前を持ち、方々から「ニュルマイスター」と称される荒木祐樹。
自身では第一線を引き、今後の参戦は大会内容や気分次第という、得意不得意がはっきりしている彼らしい発想ですが、いずれまた、ここぞという場で活躍する姿を楽しみに待ちたいと思います。

エンタテ!区LEGENDS、JEGT2023第2戦は天候に嫌われ再び6位

JEGT2023ラウンド2

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)ラウンド2が開催されました。

開幕戦では6位となった「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)、シリーズ入賞を目指すために一度は表彰台を取っておきたいところ。

天候変化のあるレース

2戦目の舞台はベルギーに実在するサーキット「スパ・フランコルシャン」。山あいに位置するため天気や気温が変わりやすく、独特な気候から「スパ・ウェザー」と称されています。

今回はその「スパ・ウェザー」を再現するようなレース設定となっており、「必ず雨が降る時間」と「降るかどうかわからない時間」が織り交ぜられています。
路面に雨水が溜まると当然レインタイヤでなければまともに走れなくなるため、雨雲レーダーを使って先々の天候変化を予測し、タイヤ交換の判断をすることになります。

グランツーリスモ7,マクラーレン 650S,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
雨に強いマクラーレン650S

「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」のチーム車両「650S」は、雨が降ることによるデメリットを受けづらい利点があります。雨が降り続くほど有利と言え、国内トップクラスのドライバーが集うトップリーグにおいても表彰台を狙うことは十分可能です。

スーパーラップ:瀬田凛

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛

予選スーパーラップは瀬田凛(せたりん)が担当。一発勝負のタイムトライアル予選で、レーススタート時のグリッド順が決まります。

タイムは「2分15秒266」で5番手。練習時の平均値にかなり近いタイムが出ており、大きなミス無く安定感ある走りを見せつけました。

まずまずのポジションですが、ソフトタイヤでの走行は他の車種に比べると別段有利ではないため、妥当な順位と言えます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ,スパ・フランコルシャン

ヒート1:佐久間輝

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,佐久間輝

第1レースは今期新加入した佐久間輝(さくまひかる)が担当。本人の強い希望もあり、ラウンド2での出走となりました。

スーパーラップの結果、5番手スタートとなったエンタテ!区LEGENDS。今レースでは必ず雨が降る設定のため、タイミングを見計らってピットインすることになります。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP2,スパ・フランコルシャン
2周目、シケインの進入で並ばれ2台に抜かれる事態に
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP3,スパ・フランコルシャン
3周目には7番手までポジションダウン
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1,LAP5,ピットイン
5周目、雨用タイヤに交換するが…

雨が降ってきてからはピットイン組とステイアウト組に分かれる状態に。半ば雨乞い状態のeM福岡は当然レインタイヤに交換します。

しかし予想以上に早く雨が上がり、濡れた路面をスリックタイヤで走ったほうがピットストップのタイムロスよりも速いという結果に。まさにスパ・ウェザーに翻弄される形となってしまい8位でフィニッシュ。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗

第2レースは堤口直斗(つつみぐちなおと)が出走。8番手スタートというかなり苦しい状況、下位リーグへの降格を避けるためにも、ひとつでも順位を上げてゴールしたいところ。

激しい雨が降る中でのスタートとなったヒート2、降り続けるほどeM福岡にとっては有利ですが、2周目には早くも雨雲の切れ目が見えてきました。高速コーナーのブランシモンでコースアウトしてしまい、最下位まで転落してしまいます。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ROUND2,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2,LAP2,スパ・フランコルシャン
可能な限り車速を残したいブランシモン、コースアウトするとグリップ低下によるスピードダウンは免れない

8周目、再び激しい雨が降り始め、6位までポジションアップ。最終的に5番手の真後ろまで迫るものの、やはり立ち上がり加速の弱さが仇となってそのままフィニッシュ。結果的には8位から6位に上がりましたが、いまいち噛み合いが良くない展開となった印象です。

「ハナキン☆イーエムVol.47」にて、堤口選手による振り返りを配信しました↓

最終戦、東京オートサロン

今シリーズは現在総合7位となっているeM福岡。次戦はいよいよ今シリーズの最終戦です。

2024年1月14日(日)、恒例となってきた東京オートサロンで開催!国内トップドライバーたちの走りをぜひ間近に御覧ください!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series,ROUND FINAL,東京オートサロン2023
JEGT2022シリーズ最終戦会場となった東京オートサロンのイベントホール(準備中の様子)

福岡モビリティショー2023:JAFブースでU18大会開催!

JAF,eM福岡,eモータースポーツ福岡

モビリティーショーでeモータースポーツイベント開催

4年ぶりの福岡モーターショー、名前も「福岡モビリティショー」と改めて12月22日~25日で開催されます。

eM福岡はその4日間、JAF福岡と共同でグランツーリスモ7によるeモータースポーツ大会「『グランツーリスモ7』タイムトライアルチャレンジ」「U-18 JAF GRAN TURISMO 7 CHALLENGE CUP 2023」を実施します!

レーシングチーム「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」のドライバー堤口直斗田代寛朋吉田航太朗がゲストとして登場。
2022年にポルシェジャパン・ジュニアドライバーとしても出走し、九州から世界を目指して活動中の山本聖渚(せな)選手も実況・解説席に加わり、一般来場者も参加可能なエキシビジョンレースに出走します。プロドライバーと一緒に走れる貴重なチャンスです。

レーシングドライバー山本聖渚氏

U18グランツーリスモ大会

今回のモビリティショーは18歳まで入場料無料ということで、12月23日(土)には18歳以下を対象としたグランツーリスモ7の大会「U-18 JAF GRAN TURISMO 7 CHALLENGE CUP 2023」を開催します。上位3名にはトロフィー、優勝者には下記賞品を進呈!

若きグランツーリスモの腕自慢、福岡モビリティーショーに集合!
↓↓↓
参加受付はこちら
※募集人数に達した場合、締め切りとなります。
※ご応募の前に保護者様の了承確認をお願いいたします。

賞品

優勝賞品として、AVerMedia(アバーメディア)のゲーミングキャプチャー「Live Gamer ULTRA 2.1 – GC553G2」を進呈!

最大入出力解像度4K144fps(HDR/VRR)、4K60fpsのキャプチャーに対応。高解像度、高リフレッシュレートのままゲームプレイ、録画・配信できます。マイク付きヘッドセットをアナログ接続すれば、PC側のミキサーが無くとも音声入力・調整可能。ゲーム配信を強力にサポートするデバイスです。

製品詳細はこちら

レギュレーション

予選タイムトライアル:走行時間15分間でのベストラップタイムにより順位決定
決勝:予選上位9名による選抜レース(3名ずつ各1レース)、選抜レース勝者3名による決勝レース
使用可能車両:GRスープラ Race Car ’19、NSX Gr.4、458 イタリア Gr.4、V8ヴァンテージ Gr.4
コース:オートポリス インターナショナルレーシングコース
周回数:8
使用可能タイヤ:レーシング・ミディアム
燃料消費倍率:5倍
タイヤ摩耗倍率:5倍
BoP/チューニング禁止:適用
カーセッティング:ブレーキバランスのみ可
スタート形式:ローリングスタート
スリップストリーム:リアル
コース外でのグリップ低下:リアル
レース中のゴースト化:オフ
ショートカットペナルティ:ペナルティ小
壁接触ペナルティ:オン
車両接触ペナルティ:オン
フラッグルール:なし
給油速度:毎秒6L
天候:晴れ
路面コンディション:ドライ

GT7タイムトライアル

12月22日・24日・25日は、上記U18大会とほぼ同じ条件(燃料・タイヤ消費無し)で、単走のタイムトライアル大会も実施します。規定タイムクリアで賞品ゲット!(後日発表予定)

使用可能車両は「GRスープラ Race Car ’19」、「NSX Gr.4」の2種。JAFスペシャルリバリーを施した車両をご用意します。リバリーデザインはもちろん「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」のチーム車両も手掛けるリバリーデザイナー出島大地が担当。

こちら年齢制限はございません。整理券を配布しますので、順次ご参加ください。

GRスープラ Race Car ’19
NSX Gr.4

開催スケジュール

マリンメッセ福岡 A館 2階
福岡県福岡市博多区沖浜町7-1

12月22日(金)
9:30~13:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
14:00~17:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
17:00~18:00 山本聖渚選手エキシビジョンレース

12月23日(土)
10:00~13:10 U-18 JAF GRAN TURISMO 7 CHALLENGE CUP 2023予選
13:10~13:30 山本聖渚選手エキシビジョンレース
14:30~14:50 money flatステージ
15:00~17:00 U-18 JAF GRAN TURISMO 7 CHALLENGE CUP 2023決勝
17:00~18:00 結果発表・表彰式
※進行状況により前後する可能性があります。

12月24日(日)
9:30~13:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
14:00~17:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
17:00~18:00 山本聖渚選手エキシビジョンレース

12月25日(月)
9:30~13:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
14:00~16:00 タイムトライアルチャレンジ(整理券配布)
16:00~17:00 山本聖渚選手エキシビジョンレース

福岡モビリティショー,JAF九州,eM福岡,eモータースポーツ,チラシ 福岡モビリティショー,JAF九州,eM福岡,eモータースポーツ,チラシ,堤口直斗,田代寛朋,吉田航太朗,山本聖渚,money flat

福岡モビリティショー公式サイト

エンタテ!区LEGENDS、JEGTグランプリ2023開幕戦は6位

JEGT2023開幕

国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2023シリーズ)がついに開幕となりました!

今年も賞金総額は500万円!使用タイトルは全戦「グランツーリスモ7」(PlayStation5/PlayStation4)となり、前シリーズよりさらにレベルアップした大会になること間違いなし!

我々eモータースポーツ福岡は、今期もRKB毎日放送株式会社様とのメディアパートナーシップを継続、「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)として出場します。

最先端テクノロジーで進化し続けるエンターテインメントの世界をご紹介する「エンタテ!区 テレビが知らないe世界」は毎週水曜24:55から放送しております。夜更かしのお供に、または録画で御覧ください。(宣伝)

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,チームロゴ
eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,マクラーレン 650S GT3 '15
チーム車両は「マクラーレン 650S GT3 ’15」

扱いやすさ・コーナリング性能・最高速度が利点の650S。加速には難があるので、コーナーでしっかり差をつける展開をしていきたいところ。

スーパーラップ:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,スーパーラップ

予選スーパーラップは堤口直斗(つつみぐちなおと)が担当。レースのグリッド順が決まる重要なタイムアタックです。

結果は「1分58秒519」で5番手。走行後の堤口選手曰く、「50点の出来」とのこと。スピンを防止するためアクセルを遅らせてしまい、タイムに響いてしまったようです。

前半は全体ベストタイムが出ており一見良さそうに見えますが、650Sの特性上、本来はもっと良いタイムが出るところ。

スーパーラップは一発勝負であるがために、スピンやコースアウト、ペナルティなどの「即アウト」な状況を避ける必要があります。しかし安全な走りをしてしまうと良いタイムが出ないのがこの競技の難しいところです。

スーパーラップ オンボード映像↓

ヒート1:田代寛朋

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,田代寛朋

ヒート1(第1レース)は、今期新加入した田代寛朋(たしろひろとも)が担当。本来は吉田航太朗(よしだこうたろう)が出走する予定でしたが、大会数日前から高熱を発症し、やむなく休場となりました。

代走役となった田代選手、MR系の車種には乗り慣れていることもあってか、まずまずのペースでポジションをキープ。2周目の終盤、後方のNISSAN TRUST(35号車)がコースアウトする事態もあり、少し余裕のある展開に。

しかし3周目から徐々に前方集団より離され、5周目にはSPK TC CORSE(105号車)に追いつかれてポジションダウン。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
5番手を争うデッドヒート

残る周回では後続を抑える場面もありながら6位でフィニッシュ。

結果的に順位を落とすことになったものの、代走者として、さらにトップリーグ初出走というプレッシャーの中、最後まで走り切った田代選手にとっては確かな手ごたえと良い経験になったようです。

ヒート1 オンボード映像↓

ヒート2:岩田和歩

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,岩田和歩

JEGT2023開幕戦、最終走者を務めるはチームのエース岩田和歩(いわたかずほ)。6番手スタートなので「全戦5位以上」というチーム目標を達成するには、少なくとも1ポジションアップしなければいけません。

ヒート2はタイヤの使用義務があり、ミディアム・ソフトの両方を使う必要があります。ソフトタイヤはグリップが高いため速く走れるものの、摩耗しやすいため長く使用することはできません。一方ミディアムは寿命こそ長いものの速度は出ないので、なるべくソフトタイヤを長く使いタイムを稼ぐことが重要です。

大多数のチームと同様、ミディアムタイヤでスタートしたエンタテ!区 LEGENDS、6周目でピットインすると5番手で復帰。後方を走るKOSHIDO(12号車)とのバトルを余儀なくされます。

9周目、第2コーナーでの飛び込みを許してしまい、6位へポジションダウン。650S持前のコーナリング性能とタイヤの摩耗差で追いつくことはできるものの、加速段階で離されなかなかオーバーテイクに繋がりません。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
何度も目と鼻の先まで迫るが…

ファイナルラップ、最後の賭けとしてシケインの飛び込みを遂行するものの、狭い道幅で押し出される形となり、後続車にも追い抜かれ7位でフィニッシュ。審議の結果、後日の正式発表で6位となりました。

岩田選手曰く「3時間は語れる」という展開になったヒート2、総合優勝につながる獲得ポイントも大きいため、とくに白熱したレースでした。

ヒート2 オンボード映像↓

将来を見据えたシーズン

初戦から担当ドライバーの病欠という不測の事態に見舞われたものの、何とかダメージを最小限にできたように思います。

全戦5位以上という目標は初戦にして崩れ去ってしまいましたが、実は表沙汰にしていないチームの取り組みがあります。それはどちらかというと今期優勝するためというよりも、チームの体制づくりや強化・育成に重きを置いています。
秘伝のタレを作っているようなものなので口外しませんが、本ラウンドでも大いに学ぶところがあったので、いつか結果として返ってくると信じています。

ラウンド2は11月18日(土)開催!国内最高峰のバーチャルレース、引き続きお楽しみください。

JEGTグランプリ2023参戦!エンタテ!区LEGENDSドライバー発表

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

LEGENDS再始動

福岡の放送局であるRKB毎日放送株式会社とのメディアパートナーシップを経て結成となったeモータースポーツ・レーシングチーム「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(読み:イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)、今年も国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」に参戦します!

マクラーレン650S

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,マクラーレン650S GT3 '15
リバリーデザイン:出島大地

今シリーズの車両は「マクラーレン 650S GT3 ’15」を使用します。カラーリングは従来のイメージを踏襲しつつ、マシンの美しい曲線との調和を目指したシンプルなリバリーデザインを施しました。

名前

6名の継続ドライバー+新規ドライバー3名

(上段左~右)國分諒汰、荒木祐樹、岩田和歩、(下段左~右)鈴木彰馬、堤口直斗、瀬田凛

昨シリーズからは6名が契約継続となりました。

監督は引き続き荒木祐樹(あらきゆうき)がチームを牽引。グランツーリスモの世界大会経験者である國分諒汰(こくぶんりょうた)・岩田和歩(いわたかずほ)をエースと据え、eM福岡クラブキャプテンを務める堤口直斗(つつみぐちなおと)、ユーザーイベント「親父杯」運営としての顔も持つ鈴木彰馬(すずきしょうま)・瀬田凛(せたりん)、合計6名が今シリーズも継続です。

(左から)吉田航太朗、佐久間輝、田代寛朋

JEGTドラフト会議を経て、さらに3名のJEGT認定ドライバーをチームに迎えました。

佐久間輝(さくまひかる)

25歳。グランツーリスモ歴は約3年。

実績:
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE」一般の部 福井県予選3位
・2021年「三条市下田でeスポーツ」G3 2位
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」一般の部 新潟県予選3位(1:18.427)
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA」一般の部 新潟県予選1位、県代表内定(1:20.436)

趣味:ミニカー収集、旅先でのミニカー写真撮影

吉田航太朗(よしだこうたろう)

20歳。グランツーリスモ歴は10年。

eM福岡のクラブメンバーとしては2021年から在籍。堤口選手・田代選手と同時期に加入。本年のドラフト会議を経てレーシングチームへ編入。

実績:
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE」少年の部 福岡県代表
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」一般の部 福岡県代表決定戦5位

趣味:APEX LEGENDS

田代寛朋(たしろひろとも)

26歳。グランツーリスモ歴は7年。

eM福岡のクラブメンバーとしては2021年から在籍。吉田選手と同じく、堤口選手とも同期。本年のドラフト会議を経てチームへ編入。

実績:
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」一般の部 福岡県3位
・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」一般の部 九州ブロック6位

趣味:カラオケ、アニメ鑑賞、野球観戦、動画投稿


以上9名、2023シリーズのチームとしてJEGTグランプリに挑戦します!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series Supported by GRAN TURISMO
第1戦 10月9日(月・祝) ファンゲームスにてオンライン出場・観戦会実施予定
第2戦 11月18日(土) ファンゲームスにてオンライン出場・観戦会実施予定
第3戦 1月13日(土)または14日(日) 会場:東京オートサロン2024
レースの視聴はこちら

チーム・選手への応援メッセージ、スポンサー・ご協賛のご相談・ご提案等はお問い合わせページよりお寄せください。
いただいたメッセージは、毎週金曜日21時にYouTubeライブ配信中の「ハナキン☆イーエム」内にてご紹介させていただく場合がございます。

夏の交通安全イベントinアクロスモール春日

eモータースポーツで自動車運転を疑似体験

アクロスモール春日にて、「夏の交通安全イベント×eスポーツ体験会」を実施しました。

eモータースポーツ体験ブースでは、本格ハンドルコントローラーのレーシング筐体による「グランツーリスモ7」(PlayStation4/PlayStation5)を用意。二日間で100組以上の子ども達に体験していただきました。

二日間とも開店直後から終始行列の賑わい
本格的なドライビングシミュレーションゲームに苦戦しつつ楽しんでいる子ども達

良いタイムを出すにはまずコースアウトしないことが大前提ですが、車をまっすぐ走らせることも難しい子ども達は大苦戦。踏むペダルによって車が進んだり止まったり、ハンドルを回すことで進行方向が変わったり、短時間で覚えるには操作が多く大変だった様子。

コーナリング前に減速したり、ストレート区画でアクセル全開にしたり、ハンドルを切ったら戻さないとコースアウトするといったところは特に難しかったようです。
ほとんどは本格的なドライビングゲームは初めてということでオートマチック車での体験でしたが、中にはパドルシフトでのミッション操作にチャレンジするクルマ好きのお子さんもいました。

自動車を運転する楽しさ・難しさ、運転手からの見え方、ちゃんとコントロールできないとすぐ事故に繋がるといった危険性等も体感してもらえたかと思います。

実際に免許をもって運転する頃には社会もまた変わっているかと思いますが、この体験が少しでも日常生活における交通マナーや安全運転に繋がれば幸いです。

記念撮影用に展示された白バイに跨る堤口直斗
春日警察署インフルエンサーのハレバレちゃんと福岡県警キャラクターふっけい君も登場

JEGTグランプリ2022、eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSは総合7位

JEGT最終戦!

「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」(JEGTグランプリ)2022シリーズ、最終戦であるラウンド3が東京オートサロン2023のイベントステージにて実施されました。

今年はウイルス対策としての規制も緩和され、会場では多くの来場者様に観戦していただきました。

開会前のイベントホール、閉会時には満席に近い賑わいとなりました

最終戦はGT7、不利な状況でのレース

JEGTグランプリにおけるチームの使用車両は、2022年8月のエントリー時点で決めなければいけませんでした。当時は最新作の「グランツーリスモ7」(以下GT7)が発売されて日が浅く、最終戦で使われるのが前作の「グランツーリスモSPORT」(以下GTS)となる可能性もありました。

エントリー時点で大会の使用コースも発表されており、コースとの相性を照らし合わせて車両を選ぶことはできました。しかしGTSとGT7ではゲームの挙動が異なり、同じ車種でも性能が違います。つまり、半年先にどちらのゲームが使われるのかを見越して車両選択する必要があります。

またドライバーによって使いやすい・使いにくいクルマがあるので、チーム内の誰もが難なく操れる車両であることも重要です。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ビートルGr.3,グランツーリスモ7
eM福岡の使用車両はフォルクスワーゲンのビートルGr.3(グループスリー)、突出した性能は無いが乗りやすい

最終戦がGT7で行われると発表されたとき、チーム内では不安の声が上がりました。エントリー時点では優勝も狙えると思われていたビートルが、ゲームの度重なるアップデートでかなり弱体化していたのです。

事前のシミュレートにおいても、ストレートスピードが伸びず、スリップストリーム(前走車を風よけに使い、気圧の差でスピードアップする)を利用しても他の車種を追い抜けないと分かりました。

しかも最終戦の舞台はホームストレートが極端に長い「富士スピードウェイ」。第2戦まで総合7位でなんとか繋いできたチーム内では、どう考えても上位入賞は無理という、早くも敗戦ムードが漂いました。

しかし「レースはゴールするまで分からない」と言われるように、まずは自分達がベストを尽くすことこそ重要です。最初から諦めているのと、ライバルの隙を虎視眈々と狙い続けるのは、万一のチャンスを活かせるかどうかが決定的に変わってきます。

選手が普段使っているものと機材が違うので、時間ある限り練習走行で慣らします
荒木祐樹、國分諒汰、岩田和歩の3名、いずれもグランツーリスモ世界大会出場・入賞経験のある猛者

7番手スタート、8位フィニッシュ

第3戦のスターティンググリッドは、事前の予選スーパーラップ(1周のみのタイムトライアル)によって決められました。チームの大黒柱である荒木選手が担当、不利なマシンでありながら7位をマーク。

本戦第1走者は岩田選手。堅実な走りを見せるものの、前走車とは3秒以上の差がついた状態でピットイン。國分諒汰にドライバーチェンジします。

ピット作業でタイムロス

JEGTにおけるドライバーチェンジは、ゲーム内でピットインしてから実際にドライバーが交代します。交代と共にタイヤも交換しなければいけないので、次のドライバーが使用するタイヤを選択します。

あとで判明することですが、タイヤ選択のタイミングを正確に把握していなかったことにより、大幅にタイムロスをすることになりました。
ルール上「次のドライバーがタイヤを選択する」となっているのですが、チームの誰もが「シートに座ってから操作しなければならない」と勘違いしていました。(おそらく前シリーズまでのルール)

これによりトータル15秒ほどロスしていたのです。

混線でピット内騒然

ステージ上のドライバーとピットブースは、トランシーバーによりピットインの指示や状況の伝達等が可能です。話す時には胸元のボタンを押しておく必要があるので、基本的にドライバーが発言することはありません。

しかし國分選手の走行中、ピットの無線機が声を拾います。しかも何を言っているのか全く聞き取れない状態で、國分選手が何等かのトラブルに遭っているのかと騒然となりました。

結局解決できないままドライバーチェンジのタイミングとなり、最終走者の荒木選手が出走します。戻ってきた國分選手によると一切発言していないとのことで、他のチームラジオと混線していることが判明しました。(レース自体に支障は無く、ただピットが慌てただけですが)

JEGTグランプリ 2022シリーズ,東京オートサロン2023,ROUND3,eM福岡,ピットブース
ピットブースからの視点(リハーサルの様子)

ファイナルラップの攻防空しく

交代時に同じタイヤを選択してしまうという壮絶なピット作業ミスにより、一時最後尾まで順位を落としていた「EVANGELION e-RACING with 広島マツダ」。終盤ではその真後ろに付く状態に。

しかし予期していたとおり、スリップストリームを使っても追い抜くことができず、サイド・バイ・サイドの激しい攻防を繰り広げます。ファイナルラップまでもつれ込みましたが、順位は変わらず8位でフィニッシュ。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,JEGTグランプリ 2022シリーズ,最終戦,ROUND3,ファイナルラップ,グランツーリスモ7
わずか0.07秒の差

総合7位

審議の結果、多数のチームにペナルティが入り、トータルタイムが加算される形に。eM福岡は7位となりました。シリーズの累計ポイントによる総合順位も7位となり、残念ながら賞金を獲得することはできませんでした。

レースの結果は振るいませんでしたが、会場にはチームを応援するサポーターの姿がありました。4年前、「ニワカゲームス」として全く無名な状態からスタートしたことを想えば、確実に進歩してきたと感じます。

ご支援・ご協力いただいた皆様に、感謝と御礼申し上げます。来シリーズ、再チャレンジしたいと思います。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,JEGTグランプリ 2022シリーズ,東京オートサロン2023,國分諒汰,相田将希,荒木祐樹,岩田和歩,集合写真,最終戦,ROUND3
応援ありがとうございました!

堤口直斗、GT国体2022栃木 本大会出場インタビュー

堤口直斗、国体本大会初出場

10月16日、国体文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」グランツーリスモ7部門の本大会が開催されました。国体に挑戦し続けて4年、福岡県(エリアG)代表として初めて本大会出場した堤口直斗選手にインタビューを実施しました。

堤口直斗,ファンゲームス
堤口直斗(つつみぐちなおと)23歳 グランツーリスモシリーズは2歳頃からプレイ

各地を転々、まさかの福岡県代表

■初の本大会出場ということで、心境や感想

堤口:代表が確定した時点で、これまでにない達成感と嬉しい気持ちしかなかった。

■国体は毎年参加している?

2019茨城:福島県代表決定戦出場
2020鹿児島:北海道・東北ブロック代表決定戦出場
2021三重:福岡県、オンライン予選落ち
2022栃木:福岡県代表、全国10位
※2019年~2020年は仕事のため住んでいた福島、実家のある北海道から参戦。2021年から福岡へ移住。

■北海道出身で福岡代表となったが、その心境は?

代表になるなら福島・北海道かと思っていたが、まさか福岡の代表になるとは思わなかった。クラブ内でも荒木君、龍君、航太朗君といった強いプレイヤーがいるので、福岡は選手の層が厚く、レベルが高くて難しいと思っていた。

■グランツーリスモ(以下、GT)は2歳くらいからプレイしているとのことだが、そのゲームが国体文化プログラムとして大会になっていることに感じることは?

趣味としてやっていたゲームが国体のような名のある大会になるとは思わなかった。GT5(2010年)の頃から徐々にレッドブル5GやGTアカデミー、ワールドシリーズといった大会も開かれるようになり、パブリックの目にも触れられるようになってきた。
GTはリアルのモータースポーツと直結するところがあって、昔実車でやっていた人や何も知らない子ども達にとっても入口として良い題材だと思う。

堤口直斗,全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,福岡県代表,本大会
本大会配信での選手紹介の様子
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,決勝レース,リザルト
福岡県、堤口選手は10位。いろいろと課題も見つかった様子

餃子の街でプレイヤー同士の貴重な交流

■栃木までの遠征ということで、向かいながら感じたことは?

堤口:富士山が見られなくて残念だった。浜松あたりまでは晴れていたが、徐々に曇ってきて観れなかった。

博多~東京が新幹線(一番速いのぞみ)で5時間。東京~宇都宮が新幹線で1時間。
新山口で社会科見学風の小学生達が手を振ってくれた。平日で電車移動をして子ども達に手を振ってもらって、人生謳歌していると感じた。大会というより旅してる感覚だった。

■現地着くまでにトラブルは無かった?

笹栗~宇都宮のチケットをもらっていたが、途中下車できる駅が限られていて、お土産を買う予定がずれてしまった。(途中下車で買うつもりが、新幹線乗り換えのときに買った)
当日はホテルチェックイン前に友人とのドライブ等も入れていて、ちょっと予定を詰めすぎたかもしれない。もともと朝4時に寝るといった夜型の生活をしていたので、生活習慣が治ったのはよかった。

■栃木はどんなところだった?

宇都宮駅のまわりは田んぼが広がっていてのどかだった。餃子のお店が多かった。(駅内に4~5件)
予選当日の夕飯に餃子屋へ行ったが、塩をつけて食べるという新しい発見をした。栃木行ったらレモン入り牛乳を飲んでください。

■全国から代表プレイヤーが集ったが、交流はできた?

そつなく皆とコミュニケーションをとれたと思う。愛知県の二人とはとくに喋った。自分の中では愛知や名古屋は通過する場所という印象で、交流できる機会が少ないので良い刺激になった。ホテルの大浴場で他のプレイヤーとばったり遭遇したりもした。

前日は主にレースについての話をしていた。どちらかというと、選手より見に来てくれた人や運営の手伝いをしていた人(ナミ太郎さん、イゴール・フラガさん)と話した。内容はだいたい大会についてや世間話。もうちょっといろんな人と喋ればよかったと思う。

宇都宮駅,栃木国体
栃木県、宇都宮駅でも国体PR
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,弁当
本大会出場選手に配られた品々

緊張が抜けてしまい実力発揮できず

■本大会出場が決まってからどのくらい練習した?

堤口:とりあえず1日1時間は走ろうと思ったが、後から聞いたらまわりは3倍くらい走っていた。単純に練習時間が足りてなかったと思う。

■予選で失敗したとのことだが、何を失敗した?

ミスとペナルティが重なってしまった。シケインの入り口でミスって0.3秒ほどロスして、立ち上がりでペナルティがついてしまい実質1秒くらい失った。これが無ければ4番手スタートくらいは取れたと思う。

予選は6人1グループとなり、一人ずつ出走する形式。後から走るグループの第1走者だったが、なんとなくミスれない雰囲気に呑まれてしまった。

■後方で何度も順位が入れ替わっていたが、どんなことが起こっていた?

どんどん仕掛けて前にいこうとしたが、スピンしてしまって最後尾になった。別の人がスピンしたところを抜いたり、他のプレイヤーとバトルをしていたが、またスピンしてしまった。オフライン大会に慣れていなかった人がスピンしていた印象。
タイヤ選択等の戦略は間違っていなかったが、ミスで台無しになり、先頭集団とバトルできる土俵にいなかったのが悔しい。

■オフライン大会は緊張した?

緊張しなさすぎて気持ちが入ってなかった。前向きな気持ち(勝ちへの意欲)が出てこず、(悪い)流れに身を任せすぎてしまった。頭では勝つと考えていても、気持ちがついてきていなかった。ほどよい緊張感はあった方がよかった。

■大会中で印象的だったことは?

佐々木拓眞君(U18の部で優勝)の涙が印象的。すごい気持ち入ってたなと。一般の部の参加者同士で「もう俺らレースしなくていいわ」という話になっていた。そこで気が抜けてしまったのかもしれない。

■今後の課題

何もかもと言いたいところですが、イゴール・フラガさんからアドバイスをもらって、全体的にアクセルを踏むのが早いということで、技術的なところから改善していきたい。メンタル面を鍛えるにはもっとオフライン大会の経験を積みたい。

全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,観客席
会場「日環アリーナ栃木」の様子、満席ではないものの大勢の観客の姿が
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI,本大会,選手控え席
出番を控える選手達

国体出場を目指す人へ

■上達するために必要なことは?

堤口:気持ち。モチベーションは必要。モチベーションを維持するためにも、互いに高め合える仲間がいるのは重要だと思う。知り合いが自分より速いタイムを出していると、「あいつタイム上がってんじゃん」とやる気が出る。

■これからスポーツモードに挑戦する人へのアドバイス

まずは人にぶつけないようにですね。速さはあとから身につける。
現状のGT7のAIは人間とのレースには参考にならないので、ロビーのフリー走行の部屋とかで人とぶつからないように走ること。デイリーレースでレーティング変動しないレースもあるので、そこで練習するとか。

国体への再挑戦、ワールドシリーズ出場が目標

■大学入学を目指しているとのことだったが、そちらは順調?

堤口:いったんやめてる状態です。急ぐ必要も無いので、今はグランツーリスモを頑張る。生活もちょっとカツカツだから仕事もしないといけない。独学よりも人に教わって知見を広めたいので、大学は行きたい。
簿記の資格を取って、数字を扱う仕事はやってみたい。eM福岡の活動でも役立つ場面があるかもしれないので。とれる資格は何でも取りたい。

■今後の目標

まずは来年の国体の福岡県代表になりたい。今年の借りを返すというか。
淡い欲望としてはワールドシリーズに出たい。これはもっと長い目での目標。


単身、北海道から福岡県へ移住し、県代表として国体の舞台へ立った堤口直斗。まだ福岡に住んで2年目、JEGTグランプリのような企業チーム向け大会にも出場し「プロプレイヤー」と呼ばれることはあるものの、安定した生活とは言えない状況のようですが、まだまだ大会への意欲は尽きない様子でした。

これからも仲間たちやライバルと共に切磋琢磨し、ぜひ国体への再挑戦と世界の舞台に立つ夢を叶えてほしいと思います。

JEGTグランプリ2022開幕!エンタテ区LEGENDS、第1戦は5位

JEGT2022開幕

リアルとバーチャルの融合によって新たな魅力を引き出す、国内最高峰のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズがついに開幕!

使用タイトルはグランツーリスモの前作「グランツーリスモSPORT」。実車の世界でも活躍するレーシングチームや自動車関係企業チームと肩を並べ、賞金総額500万円の大会に挑みます。

当方も「eモータースポーツ福岡」として6月に独立してから本大会出場に向け多方面と調整を重ね、無事に出場権を得ることができました。
出場権に関してご協議いただいた運営元のNGM株式会社様、メディアパートナーのご提案をご快諾いただいたRKB毎日放送株式会社様、プロモーターとして数多ご協力いただいている株式会社delight様、クラブ独立時にいち早くご支援いただいたGMOペパボ株式会社様、活動拠点として場所を提供していただいているファンゲームス様、改めて御礼申し上げます。

eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS

ラウンド1

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛,古屋公暉,堤口直斗

今回出場するのは瀬田凛(せたりん)、古屋公暉(ふるやこうき)、堤口直斗(つつみぐちなおと)の3名。

3名ともグランツーリスモの世界大会こそ出場経験は無いものの、様々な大会・イベントで優勝を飾る腕前の持ち主です。

個人的な話になりますが、かつてニワカゲームス時代にライブ配信イベントや練習施設へ遊びに来てくれていた彼らに代表選手として走ってもらうのは、思い起こせば感慨深いものがあります。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,フォルクスワーゲン ビートルGr.3
今大会で唯一のチョイスとなったフォルクスワーゲンのビートルGr.3、一見レーシングカーらしからぬフォルムが注目されました

実車では存在しないレーシングカー仕様のザ・ビートル、実車レースのグループGT3に合わせて調整されたグランツーリスモのオリジナル車両です。癖が無く扱いやすい代わりに突出した部分の無い車両ですが、シリーズ全体を通して勝つために選択。

ちなみにゼッケン番号は、RKB毎日放送「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏の誕生日(1月27日)が由来です。プレゼントやお祝いメッセージ承ります。

スーパーラップ:瀬田凛

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,瀬田凛
安定した走りがウリの瀬田選手

レースのスターティング・グリッドを決めるスーパーラップ(1周だけのタイムアタック)を担当するのは、安定感を持ち味とする瀬田凛。

JEGTでは実車レースと同等の厳しい審判が入り、ショートカット等にはタイム抹消といった重大なペナルティが与えられることもあります。タイム抹消となると続くレースで最後尾スタートとなり、非常に不利な状態で戦うことに。

そこでペナルティ回避を最優先とし、安定して走り切ることを重視。ぎりぎりまで攻め込むことができないため速いタイムが出ないマイナス面もありますが、上記のとおりタイム抹消は何より避けなければいけません。
1周だけの走行のため、プレッシャーに打ち勝つ精神力も必要です。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
eM福岡(eMF_127)は5番手のタイムを記録
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,スーパーラップ結果
審議の結果、ノータイムとなってしまったチームも

ヒート1:古屋公暉

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,古屋公暉
JEGT認定をAからSにランクアップさせてきた古屋選手

ヒート1(第1レース)は古屋公暉が担当。この1年で着実に力をつけ、JEGTが行う認定試験でAランクからSランクに昇格。その資格をもつのは日本で22名という実力の持ち主です。

瀬田選手から受け取ったバトン、次のレースのためにもポジションアップして終わりたいところ!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
4周目、スピンした前走車を回避してポジションアップ
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート1
そのまま4位でフィニッシュ

ヒート2:堤口直斗

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,堤口直斗
こう見えて負けん気の強い男、堤口選手
ファンゲームス,堤口直斗,eM福岡
クラブの活動拠点であるファンゲームスからレースに参加(なぜか変顔)

普段はeM福岡のクラブキャプテンを務める堤口直斗。JEGT第1戦ではトリを務めるチームの総大将的なポジションです。
2021年初頭に北海道から福岡へ移住してきた彼ですが、今年は国体eスポーツGT部門で福岡県代表も勝ち取りました。

JEGTはポイント制で競われ、各ヒートの順位によってポイントが割り振られます。最も多くポイントを獲得したチームが総合優勝となり、今シリーズのチャンピオンとなります。
ヒート2はヒート1より獲得ポイントが多く、レースの周回数も多いため重要度がより高いものとなっています。まわりのチームも主将クラスが出走するため、必然的にハイレベルな戦いに!

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
3周目、後続車にぴったりと張り付かれてプレッシャーのかかる状況
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
高速コーナー”130R”を並走で抜けたためコースアウト気味に…
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
続くシケインでオーバーテイクされてしまいます
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS,ヒート2
そのまま5位でフィニッシュ

第1戦:総合5位

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX,2022シリーズ,ラウンド1,リザルト
eM福岡は12ポイントを獲得、ぎりぎり賞金獲得圏内に留まることができました

開幕戦は総合5位ということで、まずまずの結果で終わりました。上位とのポイント差は大きいですが、残り2戦で入賞の可能性は十分あります。

次回、JEGT第2戦は12月3日(土)に開催!
ファンゲームスにて観戦会も実施予定です。福岡にお住まいの皆様、お待ちしております。(詳細はeM福岡の各SNSにて発信)

おまけ

安増高志,堤口直斗,eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS
「エンタテ!区」番組プロデューサー安増氏と堤口選手のツーショット
ファンゲームス,レース観戦会,eM福岡
レース当日はファンゲームスで観戦会も実施しました