
JEGT2024最終戦
国内最高峰の賞金つきeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024 Series」(オートバックス・ジェイイージーティー・グランプリ・2024シリーズ)、最終戦が開催されました。
前回のラウンド2では見事2位表彰台に上った「eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS」(イーエムフクオカ・エンタテック・レジェンズ)、総合順位は6位。今シリーズで総合5位以内というチーム目標は目前です。
最終戦は獲得ポイントも大きくなるため、わずかな可能性として総合優勝も残っている状態。少しでも上の順位を目指して臨みます。

雨のスパ・フランコルシャン
最終戦の舞台はベルギーに実在するサーキット「スパ・フランコルシャン」。木々に囲まれた山間にあり、高低差の激しさと天候の変わりやすさが特徴です。中間部ではテクニカルなコーナーが連続しますが、アクセル全開の区画も長い高速サーキットとしても知られています。
今回はレース中どこかで雨になることがアナウンスされており、チームもそれを踏まえた練習をしてきました。

予選結果は8番手

決勝レースのスターティンググリッドを決める予選スーパーラップは、チームの副監督も兼任する堤口直斗(つつみぐちなおと)が担当。途中までは良いタイムが出ていたものの中盤以降で伸び悩んでしまい、決勝レースは8番手スタートという厳しい状況に。
第1スティント:岩田和歩

決勝レースのファーストドライバーは岩田和歩(いわたかずほ)が担当。
実は練習段階において岩田選手は雨のスティント担当、ドライは大原選手が務める予定でした。エントリー時のミスにより出走順が逆になるというアクシデントが発生。チームにとって暗雲のレーススタートとなってしまいます。




多少の順位変動はあったものの、最終的には最後尾でバトンを渡す苦しい展開に。チームにとって試練の時間が続きます。
第2スティント:大原悠暉

2番手は大原悠暉(おおはらゆうき)が担当。前述の通りもともとはドライ路面担当だったため、ほとんど練習できていない状態での出走です。


第2スティントは1ポジションアップという結果で終了。前方集団から大きく差をつけられなかったことが救いというところ。最終ドライバーにバトンを繋ぎます。
堤口直斗のオーバーテイクショー
ハンドルは再び堤口直斗の手に渡り、チームの命運をかけた最終スティントが始まります。








最後尾であることを逆手に取り、早めにピットインすることで他チームより乾いた路面を利用する戦略が奏功。大きなミスも無く、相手の隙を逃さず突いていくことで大きくポジションアップすることができました。
総合5位、目標達成

2024シリーズの最終的なポイントラインキングは5位となりました。上位入賞こそ逃したものの、ぎりぎりで賞金圏内に踏みとどまることができました。
選抜戦は振るわず
今シリーズでは、チームの代表選手による選抜戦も行われました。

エンタテ!区 LEGENDSからは監督の瀬田凛(せたりん)、一般投票で選ばれた大原悠暉(おおはらゆうき)が出場。
選抜戦ではJEGTグランプリ史上初となるスーパーフォーミュラの「SF23」を使用。


レース結果としては残念ながら瀬田凛は11位、大原悠暉は12位と最下位を占めてしまいました。
2025シリーズは7月開幕!
JEGTグランプリ2025シリーズはラウンド数も5戦に増加し、7月から開幕となります。
ラウンド1・ラウンド2(7/19、7/20)は、なんと富士スピードウェイ現地にてスーパーフォーミュラ第6戦・第7戦に併せて開催!さらに進化するeモータースポーツシーンにご期待ください。
JEGTグランプリ2025シリーズの情報はこちら






