コロナ対策で練習会をオンライン化
4月から第2期の活動が始まったニワカゲームス。新型コロナウイルス対策として施設を使った練習を休止し、グランツーリスモSPORTのオンライン機能を使っての練習会に移行しました。
グランツーリスモでは複数人が同じルームに集まり、実車でいう走行会やレースのような形での交流が可能です。
いままで練習施設「ニワカラボ」にある筐体を使っていたため、メンバー同士でレースをすることはあまりありませんでした。筐体の数には限りがあり、どちらかというと各個人の課題や練習を優先していたためです。
オンライン練習会の「見えない」難しさ
オンラインには、こちらからメンバー各自の様子が見えないという弊害もあります。ビデオ通話などで繋ぐことも可能ですが、判断は各自に任されるため強制力はありません。
意思疎通にはプレイステーションのパーティー機能でボイスチャットを使っています。しかし子ども達のアカウントにはフィルタリング機能などの設定で他プレイヤーとの交流に制限がついていたり、単に機材まわりのトラブルなど、環境を整えるにも一苦労します。
子ども達を個別に指導することも難しい。ラボでの練習会のように手元・足元をじっくり観察できるわけではなく、その場で直接的に操作を教えることができません。
視覚情報や手ぶりを抜きに、言葉だけで人を動かす難しさを痛感します。
オンラインに縛られることで新しいメリットも
オンライン化には良い点もあります。グランツーリスモでは16人まで同時接続ができるので、筐体を取り合うことなくメンバー全員が同じルームに集まってのレースも可能となりました。
いままでドライビングスクール(一人用の初心者向けモード)やチームのお題コースに挑戦するだけだった小学生メンバーも、ルームに入ることで必ず他車がいる状況で走らなければいけません。
慣れるまではぶつかったりコースアウトしたりで他のメンバーにも迷惑をかけるかもしれませんが、いずれはレースに挑んでもらうことになります。年長者たちと一緒に走ることで、人と一緒に走るということを自然と学ぶことができます。
古川君が新人の湧介(ゆうすけ)君を先導走行して指導するなど、新しい教え方も生まれました。制限されることで工夫する必要ができ、今までやってこなかった手法を取り込むことに繋がりました。
今後コロナが収束し、ラボでの練習会が再開しても、オンラインで学び取ったことを活かせる場面が出てくると思います。
イベントや大会などの中止が相次いで目標も薄れてきていますが、こういうときこそ怠けずに努力できる人が、より上に上がるのだと思います。ニワカゲームスも来る活躍の舞台に向けて、試行錯誤して頑張ります!