2020年は臨床心理士のサポートで古川君のメンタル強化

臨床心理士によるメンタルサポート

ニワカゲームスではメンタルアドバイザー・メンタルトレーナーとして、臨床心理士の神崎保孝先生からサポートを受けています。

昨年は国体で福岡代表となった荒木君・龍君の二人を中心に、性格・心理分析からのアドバイス等でサポートしていただきました。

心理分析テストを受ける国体選手の二人

今年は古川君を強化!

今年は、荒木君・龍君に比べるとまだ実力不足感はあるものの、世界大会出場を目指して頑張る古川君を強化していただくことになりました!

神崎先生から心理分析テストの説明を受ける古川君

力不足で国体本戦出場を逃す

グランツーリスモの公式レースはオンライン上で毎週行われています。ニワカゲームスの上位メンバーも世界大会出場を目指して取り組んでおり、古川君ももちろん挑戦し続けています。

公式戦ではプレイヤーの腕前に応じて、同程度のプレイヤーとレースが行われます。
より上位の人たちとのレースで勝ち続けていれば、日本代表として世界大会に出場ができます。

古川君もトップクラスの人たちとレースをすることがあるのですが、そこそこのスターティンググリッド(レース開始時の予選順位)につけることはあるものの、結果としては最下位に近いこともしばしば。
昨年の国体における福岡予選では、会場での緊張で実力を出し切れず代表の座を逃してしまいました。

国体予選終了後、残念そうな表情を浮かべる古川君

ミスをしていては勝てない

古川君自身も精神的な弱さを自覚していて、ちょっとした判断の誤りや些細なミスで勝ちきれない場面がよくあります。
単純にドライビングスキル不足ということもあるかもしれませんが、ニワカゲームスで講習をしていただいたプロレーサーの大井さんもレースに臨むメンタル面は非常に大事と話しています。

荒木君や龍君も緊張しないことは無いと思うのですが、試合中のミスという観点では圧倒的に少ない印象です。
実力が拮抗しているとき、「ミスが少ない方が勝つ」のは当たり前のこと。より上位に行くには、欠かせない要素です。

気持ちを切り替え、小さなミスを重ねない

古川くんはどちらかというとマイナス思考気味の性格をしています。レースに負けた後も、落ち込んでいる時間が長い。
一方で、荒木君や龍君は負けても落ち込んでいる様子をほとんど見せません。気持ちをさっさと切り替えて、負けた要因を分析し、もう次のことを考えているように見えます。

ちょっとしたミスに気を取られ、またミスを重ねてしまうと目も当てられません。些細なミスなど気にせず、状況分析をしてどういう試合運びをするか考えた方が建設的です。

性格の違いはトレーニングで埋められるのか

時速200km以上の世界で、場面に応じた適格な判断をし続ける集中力を維持するには、並の精神力ではできません。
しかし筋肉をトレーニングで鍛えることができるように、精神力も鍛えることができるといいます。

荒木君は元来ゲーム好きで、とくに目まぐるしく状況の変化するアクションゲームを好む様子。龍君は幼い頃からカートに親しみ、実車に乗って精神力の礎を築いたようです。
土壌の違いはあれど、メンタル面を自然に鍛えられてきた感があります。

筆者もメンタルのプロではないので、上記のような性格の違いをトレーニングで埋められることができるかは、やってみなければわかりません。あとは当人の努力次第!
強靭な精神力を手に入れて、ワールドツアーに出場してもらいたいですね。

龍君と真剣にドライビングについて語り合う古川君
小1の柊真君にカーリバリーの作り方を教える古川君、チームのお兄さん的存在
仲間たちに手本を見せる様子。まだトッププレイヤーとは言えませんが、少しずつ力をつけてきています