荒木祐樹、世界大会ラウンド4は無念の4位

GT世界大会 第4戦

「FIA グランツーリスモ選手権2021 ワールドシリーズ ラウンド4」が開催されました。

前回の第3戦に続き、自動車メーカー対抗戦であるマニュファクチャラーシリーズに出場する荒木祐樹(あらきゆうき)選手。今回も各メーカーから代表1名ずつ選抜される形となりました。

↓前回の様子はこちら
荒木祐樹、2度目のグランツーリスモ世界大会出場で3位入賞!

ホームコースでのレースだが…?

ラウンド4の舞台は世界一過酷なサーキットと名高いドイツのニュルブルクリンク北コース

今回は通称「ニュル北」でのレース、荒木選手が最も得意とするコースです。これは表彰台確実!…と思いきや、どうやらスタート方式や燃料消費に難がある様子。一筋縄にはいかない戦いとなりそうです。

予選で3番手についた荒木選手、十分に上位を狙える位置
スタート時の加速が遅れ、前走車と1秒近くのギャップが生まれてしまいます
得意の”芝刈り走法”を見せる荒木祐樹
荒木祐樹とセラーノ選手、ラウンド3でも激闘を繰り広げた二人の再戦
ストレートの伸びを活かし、盟友・國分選手をパス
他のマシンに比べて燃費が悪いダッジ、給油が長引いてしまい、先ほど抜いたはずの國分選手の後でピットアウト
“三冠王”宮園拓真選手に肉薄する荒木祐樹
ストレートで宮園選手をパス、互いにハザードとパッシングでやり取りしています
前方とは5秒以上の差、4位でのフィニッシュとなりました

レギュレーションに泣かされた1戦

車両とコースの相性、さらにはレギュレーション(タイヤや燃料の減り具合)との噛み合わせもあり、どうしても有利・不利が出てしまうeモータースポーツ。技術の差で埋めるには限度があります。
今回はまさにそういった類のレースで、バイパーの燃料持ちの悪さを補完するには至りませんでした。

レース収録直後のインタビューにおいても、コース発表時の嬉しさはレギュレーションを見て絶望に変わったと言っています。

とはいえ、グランツーリスモの公式配信では多分にフィーチャーされ、世界中に存在感を知らしめることはできたと思います。
来年は「グランツーリスモ7」の発売ということもあり、公式戦もガラッと様相を変える可能性があります。新作に適応できるかどうかも、eモータースポーツ・ドライバーに必要とされる能力かもしれません。

新作でプレイヤーが増えることは間違いないと思うので、大会もますます盛り上がることに期待!