世界大会を目指して…レース練習で子ども達の課題が浮き彫りに

オンラインでの練習会が中心となったニワカゲームスeモータースポーツチーム。
新型コロナウイルスの影響で遅延が発生していたグランツーリスモSPORT(以下GT)の公式戦もついに開幕されたこともあり、オンライン練習会でも公式戦に向けたレース練習を取り入れています。

ワールドツアー出場をかけた公式戦とチームの課題

日本代表とメーカー代表

2つの公式シリーズ戦、ネイションズカップとマニュファクチャラーシリーズ

GTには2つの大きなシリーズ戦があります。

ネイションズカップは世界一の国を決めるシリーズで、日本ではアジア地区の代表を決めるレースが行われます。ワールドツアーでは、会場に各地の代表が集って世界一の国を決めます。

マニュファクチャラーシリーズはゲーム内で自動車メーカーと(架空の)ドライバー契約をし、メーカーの代表として戦います。こちらもアジア地区でのレースが行われ、成績上位者が世界大会に出場します。
各メーカー・各地区の成績上位者から3人ずつ選抜され、チームを組んで世界一のメーカーを決める決戦が行われます。

参考:FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 開催概要(https://www.gran-turismo.com/jp/gtsport/fia_championships/2020/

長く契約していたトヨタから三菱に乗り換えた荒木君、意外な選択でライバルたちに衝撃を与えた模様
練習会でも密かに三菱ブームが発生(5台中3台が三菱のランエボ)

未来のワールドツアー出場を目指して

ニワカゲームスには15名のメンバーがいますが、子ども達が中心で多くはGT初心者です。まだまだ、世界大会に出場するには実力が足りません。(現時点で唯一、世界に通用するだろうと言われているのが荒木君)

しかしニワカゲームスのメンバーとして活動する以上、いずれ挑戦してもらいます!そこでチームの練習会でも、公式戦の模擬レースを取り入れました。

周回数以外は公式戦と同じ条件の模擬レース

子ども達には大人が教える必要あり

最年少は小学2年生。自分が走ることに精一杯で、はっきり言ってレースをするには早すぎます。周りも見えていないし、他のメンバーの進路妨害になったり、ぶつかってしまうことはしょっちゅう。もし公式戦であれば、怒られること間違いなしです。

コースアウトから復帰してきた峻司君(左)、他車を妨害する復帰は完全にルール違反
峻司君の視点ではぶつかる瞬間になってようやく相手が見えるものの、時すでに遅し

子ども達はまだ「レースの仕方」がわかっていません。モータースポーツのルールは複雑で、ただゲームをプレイしているだけでは身につけられないマナーもたくさんあります。
「なぜ悪いのか」わからないのは、子どもの責任ではありません。知識を持っている大人が根気よく教えてあげる必要があるでしょう。

失敗を繰り返し、いろいろと指摘されながら馴染んでいくことで、他車と走るとどういうことが起こるのか、どうすれば上位にいけるのかを考えられるようになります。
まだまだ先は長いですが、小さい頃から体験できることは身に付きやすく、大きなアドバンテージです。

小6の湧介(ゆうすけ)君の後ろにぴったりくっつく中村さん、後ろから迫られるプレッシャーへの訓練にも
オンラインレースはやったことがないという湧介君、他のプレイヤーと走れる技術は十分持っている様子
20歳の年齢差がある出島さん(左)と湧介君(右)、近くを走ることが多いので実力的にも近い…!?
変わったクルマに乗る小2の峻司君、1960年のXNR ギア・ロードスター
家庭で練習する姉弟、柊真(しゅうま)君と莉乃(りの)ちゃん